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八条学園騒動記
第七百七十一話 最初から略奪目的その二

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「もう百発百中」
「そうだったでしょ」
「馬に乗ってもなのね」
「普通にね」
「弓使えたのね」
「方天戟とね」
 尚史実では後漢末期にこの武器はなかった、後の時代に出て来るものだ。
「弓がね」
「呂布の武器ね」
「物凄く強かったけれど」
 三国志演義最強説がある。
「遊牧民だったのよ」
「呂布も」
「その中で生きていて」
 そうであってというのだ。
「考えもね」
「そうした風だったのね」
「董卓も略奪して」
 そうしてというのだ。
「呂布もね」
「裏切ってばかりで」
 ベッカはその呂布について話した、呂布といえば兎角裏切ってきた信用出来ない危険な人物というイメージが強いのはこの時代の連合でも同じなのだ。
「それでね」
「そのうえで略奪もね」
「してたのよね」
「そうよ、それでね」
 呂布と彼が率いる軍の略奪が酷くてだ。
「袁紹は殺そうとしたのよ」
「そうだったわね」
「袁紹のところに来たけれど」
 董卓を裏切り殺した後でだ、流浪の生活に入った中でのことだ。
「そうであってね」
「政治的に略奪されたらまずいから」
「反感受けてね」
「領地も荒れるし」
 占領したその場所がだ。
「だからね」
「袁紹殺そうとしたのね」
「そう、けれど略奪はね」
「戦いに勝ったならというのだ。
「当然だから」
「遊牧民の間では」
「呂布もね」
 彼の行為もというのだ。
「本当にね」
「普通ね」
「遊牧民の間ではね」
 あくまでというのだ。
「本当にね」
「そういうことね」
「逆に略奪しない遊牧民なんて」
 ナンは言った。
「戦に勝ったらね」
「当然ね」
「そうだったのよ」
「成程ね」
「しかしね」
 それでもとだ、ナンはさらに言った。
「今は戦わないし」
「当然略奪もしないわね」
「絶対にね」
 それこそというのだ。
「家族同士で喧嘩することはあっても」
「普通に問題になるわね」
「警察来るわよ」
「草原にも警察あるわよね」
「あるわ」
 実際にというのだ。
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