第百四十五話 文化祭が近付いてその三
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「仕掛けるのよ」
「大怪我待ったなしですね」
「そんな暴力振るう先生がいて」
こうした教師は日本では実在する、勿論教師の世界以外でこんな暴力を振るえば刑事犯罪となるのが普通である。
「お咎めなしだから」
「そんな暴力振るっても」
「それでビンタ一発で済ませるなら」
「夢みたいですね」
「何度もとんでもない暴力振るう先生がいたらね」
そうであるならというのだ。
「ビンタ一発でも暴力だけれど」
「それで終わるなら夢みたいだって」
「思わせる暴力教師がいるから」
他の学校にはというのだ。
「その先生と比べたらね」
「中川はずっといいですね」
「遥かにましよ」
そうだというのだ。
「あいつも絶対に暴力は振るわないから」
「それだけいいですね」
「そうよ、うちの学校は面接でチェックして」
採用の際にというのだ。
「どんな人か。それで普通の会社みたいに行いがね」
「チェックされるんですね」
「だからね」
そうした状況だからだというのだ。
「変な先生もいないから」
「売り上げもちゃんと寄付されますね」
「だから安心してね」
「活動すればいいですね」
「文化祭でもね」
「それは何よりですね」
「ええ、寄付がちゃんとされるなら」
それならというのだ。
「いいわよ、本当に変な先生だとね」
「ネコババしてですか」
「使い込むから」
自分自身がというのだ。
「それでばれないから」
「最悪ですね」
「悪いことしてもばれない、外に出ないのがね」
「学校の先生の世界ですね」
「だからよくならないのよ」
事実日本の今日の質はかなり悪い。
「本当にね」
「それでそうした先生がうちの学校にはいないから」
「文化祭も安心出来るわ」
「変な先生がいないだけでも嬉しいですね」
「中には北朝鮮の教育が理想っていう先生もいるから」
日教組の委員長槙枝元文が言っていた、教育の中立性を主張していたこの組織の実態はそんなものであったのだ。
「あそこがどんな国とか」
「誰でも知ってますね」
「最悪な国でしょ」
「絶対に生まれたくないですよね」
「そんな国の教育なんてね」
「知れたものですね」
「世襲の共産主義国家で」
そうした有り得ないシステムでというのだ。
「階級もあるし」
「本当に最悪ですね」
「個人崇拝もあるしね」
「とんでもない教育してますね」
「間違いないから」
そうであることはというのだ。
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