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夕食の後、お兄ちゃんが
「硝磨に誘われてさー バーベキューやるからおいでよって 3日の日 水澄も一緒」
「あっ ・・・だめ! 3日の日はお母さんのお友達と会うの 水澄ちゃんも・・・」
「へっ」と、私 声が出無かった。
「何でよー 何で 水澄が一緒なんだよー」
「あのね 水澄の入学式の時の写真 見せたの そーしたら 可愛いから会いたいってー その人 息子さんが居てね ひとり息子なの 陽光学院高校の3年生 阪大の医学部目指しているの 優秀なのよ」
「ふ〜ん それが何か?」
「水澄に引き合わせたいんだって だから 一緒にお食事に行くの 最近オープンしたイタリアンのお店 おいしいらしいわー」
「それは良いけど 何で水澄がそいつと会わなきゃあなんないんだよ!」
「だって その息子さんも 水澄のこと気に入ったみたいで 太子女学園なら学校も近いし会いたいって言っているって!」
「あのさー お見合いでもあるまいし そんなのあるかよー どうして そんな話 急に・・・ 聞いて無いぜ」
「今日の お昼に電話あったのよー それで決めたの だって そのバーベキューの話も 今 初めて聞くのよ」
「うぅー だけど 水澄も意思はどうなんだよー 水澄が翔琉のこと好きなん知っているだろー 会いたいに決まってるやんかー 最近 ろくたら会えてないみたいだしー」
「だってさー 水澄ちゃんも 色んな男の子とお友達になったほうがいいじゃぁない 選んでも好いと思うのよー 水澄ちゃんは頭も良いし可愛いし それに、向こうは将来 お医者さんか医学博士よ」
「それでもよー・・・強引だよー だいたいやなー 歳も離れているし 向こうからしたら子供だろう? 」
「母親が娘の幸せを願うのは当然でしょ! 水澄はお母さんの娘なんですからね!」
「お兄ちゃん もう いいよーぅ 私 お母さんと 行く・・・」と、だけど 涙をこらえていた。
「水澄・・・ お母さん! それが・・・本当に・・・水澄の幸せなんかぁ」
「なぁにー」お母さんは満足そうな顔をしていたが
「お母さん 変ったよー お正月以来 水澄と翔琉の仲を裂こうとしているとしか 俺には思えないんだけどー 何なんだよー」
「なにって なんにも無いわよー でも お母さんはあそこのおうち あんまり好きじゃぁないの いかにもお金持ちですって感じで たまたまお仕事がうまく行き出しただけじゃぁない! それに 水澄のこと 翔琉君に似ているからウチの子みたいってー 失礼よ! 水澄は間違いなく私の娘なんですからね! 水澄はちゃんとした学校に通っているし、もう生活環境も違うんですからね」
「俺等が行っている学校とは違うんですよってか そんなことで 色分けするような お母さ
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