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ソードアートオンライン 白の蹴剣士
デスゲーム

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この浮遊城【アインクラッド】は全100層からなりたつ縦型のダンジョンである。
俺がいるのは第72層……現在の最前線である。俺はレベルアップのため戦いに明け暮れていた。考えごとをしているとモンスター6匹に囲まれてしまった。俺は焦ることもなく俺の大剣(スカイル)で前にいる5匹を横に切りつける。その攻撃でモンスター5匹のHPが全損してポリゴン片になって消えていった。後の1匹が後ろから「キシァァァァッ」っと声をあげて切りつけてくる。普通なら焦るところだが俺は焦らない。ここで俺のユニークスキル【蹴剣】の出番だ。このスキルの特徴は剣の柄を蹴ることで遠距離からでも近距離でも攻撃できるということだ。今の場合は、ソードスキルを発動させる。
ソードスキル ムーンライト
剣を上に投げ空中でかかとを使って柄を蹴りモンスターに落とすのである
これによって最後のモンスターもポリゴン片となり消えていった。
「ハァッ ハァッ ハァッ」
「そろそろ帰るか」
「ハァ、そうだよな、あの日から全てが始まったんだ」










ソードアートオンライン正式サービスが始まったあの日、俺は前から使って見たかった大剣を武器に決めて希望を胸にフィールドに出ていった。




「ぬぉっ・・・とりゃ」俺は友達のキリトに戦い方のレクチャーを頼んでいた。
「畜生」
「そうじゃないよ大事なのは初動のモーションだよ煉」

「そういわれてもな・・・よくわからん」
「しっかりモーションをとってスキルを発動させればあとは自動でシステムが命中させてくれるよ」
「よしっ今度こそ」
「おりゃっ」
今度はしっかり刃がライトエフェクトをうけて光りモンスターに命中しモンスターはポリゴン片になって消えていった。
「よっしゃ〜」
「初勝利おめでとうヒレン」
「ありがとうキリト」
「まだ続けるか?」
「まだまだいくぜっ!」
初めはフレンジーボア1匹にあんなに時間をかけていたのが嘘のように早くなったのには自分でもすごく驚いてしまった。
「俺はいったん落ちるよキリト」
「わかった、後でまたな」






「・・・無い無いぞキリト!」
「何がないんだ?」
そこには絶対にないといけないはずのログアウトボタンがなかったのだ。キリトもメニューを確認していたが動揺していたためキリトのほうにもログアウトボタンがなかったのだろう。
「・・・サービス初日だしこんなこともあるよな」
「バグだよなキリト」
そんなときにも関わらず空は真っ赤な夕焼けに染まっていた。
俺は異常な時なはずなのに仮想世界の美しさに言葉を失った。

直後。
世界はその有りようを永久に変えた




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