第二幕その九
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「もともとアメリカにいた人のところによく行きますね」
「そうなんだよね」
アメリカ人のジョージがまさにと応えました。
「四姉妹の人達も小公子セドリックさんもで」
「足長おじさんもジュディさんもだし」
神宝も言います。
「そう考えますと」
「今回はアメリカ料理にもよく触れられるんですね」
カルロスは嬉しそうに言いました。
「オズの国ではよく食べますが」
「今回は特にですね」
まさにとです、恵梨香は頷きました。
「よく食べますね」
「そうなるわね」
ドロシーが五人ににこりと笑って応えました。
「本当に」
「嬉しいですね」
「アメリカ料理も色々ありますからね」
「本当に世界中から人が来ますから」
「そうした国ですから」
「そうなりますね」
「そう、そしてね」
それにというのでした。
「色々なアメリカの文化もね」
「楽しめますね」
「色々なものも」
「そこには昔のアメリカ文化もあるんですね」
「今ではオズの国にしかない様な」
「そうした文化も」
「そうよ、十九世紀や二十世紀初頭のね」
その頃のというのです。
「街並みもあるしね」
「そういうものも視たいですね」
「是非共」
「それじゃあですね」
「今回の使節団も素敵なものになるんですね」
「必ず」
「そうなるわ」
ドロシーはまさにと答えました、そしてです。
かかしもです、こうしたことを言いました。
「僕達もかつてのアメリカ文化は好きだよ」
「街並みだってね」
樵も言います。
「いいよね」
「風情があるよね」
「そうだね」
「オズの国に最初からある様な」
臆病ライオンも言いました。
「素敵なものだね」
「昔ながらのね、時代はどんどん変わっていて」
それでと言うかかしでした。
「文化も街並みもだよ」
「変わっていくね」
「けれどね」
樵にそれでもと言いました。
「昔のものもね」
「残していくべきだね」
「そしてオズの国はだよ」
「そのことも出来ているね」
「だから尚更いいんだよ」
「最高の国になっているね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「この国は」
「そうだね、ではその昔の文化や街並みをね」
「楽しんでいこう」
「そうしよう」
こうお話します、そしてでした。
お食事も楽しんで、でした。それからです。
皆でさらに準備を進めました、そして遂に使節団が出発することになりましたが今回向かうウィンキーの国に向かう都の西の城門のところでオズマ達は一行を見送りますが。
そこで、です。かかしはそのウィンキーの方を見て言いました。
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