第三十三話 回り道を終えてその七
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「互いに楽しくやっていくことだ」
「全くです」
「今そうでなければならないと痛感しています」
「こうして皆でいてな」
「元々デーボス軍はそうした組織だったよな」
このことはアザルドが言ってきた。
「雰囲気のいい」
「そうだったがな」
カオス自身その通りだと答えた。
「だが忘れてしまいだ」
「仲間を切り捨てたんだな」
「そうしたなら急にだ」
そう言っていい感じでというのだ。
「敗北に向かってだ」
「負けたな」
「そうなった、仲間即ち友人を大事にしないならな」
それならというのだ。
「その組織は崩壊する」
「全くだな、じゃあドクターマンとギアを迎えてもな」
「同じだ」
まさにというのだ。
「その時はな」
「そうだな」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「共に豊かな国を築きたい」
「戦争をしないでもな」
「そうしていきたい」
「それならな」
アザルドはカオスのその言葉を受けて彼にさらに言った。
「尚更な」
「その様にしていくことだな」
「思うならな」
「実行に移すことだ」
「そうだよ、だからな」
「私達もだな」
「同じだ」
まさにというのだ。
「友達は大事にすることだ」
「一旦友達になればな」
「そうしてだ」
そしてというのだ。
「真剣にな」
「接していくことだな」
「ごっこなんかじゃなくてな」
「その通りだな」
「昨日まで友達と言っていてです」
インサーンが言ってきた。
「都合が悪くなると。それも自分が言ったことで自分がそうなって」
「結構生々しい話ね」
マーダッコが応えた。
「どうも」
「実は以前とある星であったことで」
「それであんたも知ってるのね」
「はい、その友達に自分が言ったことでも」
「自分が都合が悪くなったら切り捨てたのね」
「自分の身を守る為に」
「そいつは本当の友達じゃないわね」
マーダッコは即座に言い切った。
「そんなことするなんてね」
「その時は何でもなく聞きましたが」
「今はわかるわね」
「はい、その裏切った輩はです」
それこそというのだ。
「真の友達ではなかったのです」
「あたいが言う通りにね」
「はい」
まさにというのだ。
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