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彼は いつから私の彼氏?
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休になる前の金曜日。朝、先に翔琉君は来てくれていたのだ。

「おはよう 今日も暑くなりそーだね」

「おぉー 元気良いな 良いことあったのか?」

「ウン 昨日ね コーチに褒められたっていうか 励まされてね 特別にね きっと 私って 見込みあるんよ」

「単じゅぅーん そんなの せっかく入ってきた新入生だから あまぁーい言葉で引き留めようとしてるだけさー」

「もぉーぉ そんなんちゃうって! ラケットも持って帰ってええって言うから 夜も素振りしてんねんでー」

「水澄って やり出すと まっしぐらやからなー あのさー 連休の間でバーベキューをやろうって お母さんが水澄も誘えって」

「うっ 私 行きたいけどなー お母さんが・・・」

「まぁ ちゃんと決まったら 兄貴が達樹さんに連絡するからー」

「・・・うん・・・」私は、おそらく なんだかんだと用事を作るなりして反対されるだろうと思っていた。

 その夜、お兄ちゃんに

「多分 硝磨さんが バーベキュー誘ってくるよ あそこンチでやるんだって 翔琉が言っていた」

「ふ〜ん 水澄 会っているのか?」

「うん 金曜日の朝だけ ちょこっとね お母さんには内緒ね」

「そうかー お前 なんか 可哀そーだな」

「そんなことないけどー でも そのバーベキューも きっと 行かせてもらえないかも・・・」

「う〜ん そこまで反対しないと思うけどなー」

「そんなことないよ! 考えてみると お正月に翔琉ンチに行ったじゃぁない あれから お母さん変わったのよ 急に 私に太子女学園に行けって言い出したり 私が翔琉が逢うのを邪魔したり・・・」

「水澄 それは 考えすぎじゃぁないか?」

「だって 日曜の度に用事言いつけられるんだよー 学校帰りにも必ずお迎えでー」

「うん まぁ 多少は 水澄ももう中学生なんだし 男女交際には敏感になっているんかもなー 特に、翔琉とは仲が良いしー」

「だってさー 幼稚園からの・・・だよ」

「でも キスしたんだろう」

「お母さんにバラしたの?」

「いいや 秘密なんだろう?」

「それにしても 他に 何かあるわ きっと・・・ お母さんの娘の勘よ」

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