第百四十四話 教会に行ってその十四
[8]前話 [2]次話
「只でさえ飲む時はかなり食べるし」
「そうするから」
「尚更ね」
それこそというのだ。
「気を付けてるのよ」
「留奈も考えてるわね」
「脳梗塞とか脳出血って死ぬのよ」
一華に真剣な顔で答えた。
「下手したら。助かってもね」
「後遺症あるわね」
「身体が満足に動けなくなって」
実際にそうなる、身体の半身が動かなくなってしまうのだ。その後のリハビリも実に大変であるのだ。
「大変だから」
「最初からならないことね」
「只でさえお酒は飲み過ぎると」
「身体によくないし」
「それで塩分もってなったら」
それこそというのだ。
「下手しなくてもね」
「身体に悪いから」
「普段はね」
「梅干しは一個ね」
「それだけにしてるわ」
考えて節制してというのだ。
「そうしてるわ」
「成程ね。好きでも考えて食べる」
「ケーキもでしょ」
「ええ、ケーキは食べ過ぎると太るわ」
「お菓子だからね」
「それこそね」
こう留奈に返した。
「ドーナツもアイスクリームもね」
「甘いものもそうだし」
「食べ過ぎはよくないから」
「梅干しもよ」
「気を付けることね」
「くれぐれもね」
そうしなければならないというのだ。
「健康の為には」
「それが大事ね」
「上杉謙信さんは物凄く強かったけれど」
戦国時代でも最強とさえ言われている、数多くの戦いをしてきたが敗北はなかったか一度だけだったと言われている。
「脳出血でお亡くなりになってるし」
「幾ら強くても身体は壊したのね」
「そうよ、無敵と思わても」
そうであってもというのだ。
「これがね」
「そうでもなかったのね」
「ええ、だからね」
それでというのだ。
「私もよ」
「節制してるのね」
「あの人他には糖尿病だったってお話もあるしね」
「お酒の飲み過ぎね」
一華は彼の糖尿病説にはそれでと応えた。
「それね」
「そっちはね」
「毎晩大酒飲んでいたら」
「成るわよね」
「日本酒って糖分高いからね」
「特に昔は濁酒よ」
今の主流である清酒でなくというのだ。
「だから尚更ね」
「糖分高かったわね」
「その濁酒を毎晩かなり飲んでいたら」
それこそというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ