第53話(三章終了)
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らお世話になります。”」
「はあああああああああ…………っ!?おいおい、ちょっと待て!いったいどういう――――――」
そしてリゼットが自分の所で働くことの宣言に我に返ったヴァンは困惑の表情で声を上げた後リゼットに理由を要求した。
「先日の事件についてオレド本社での各種報告とリスク分析が完了いたしました。その結果、極めて異例ではりますが”現地SC"としてのサポート業務継続の必要性が検討され――――――この度めでたく、アークライド解決事務所への”長期出向”の申請が下りた次第です。」
「……………………」
「その、私達の事情も本社には伏せつつメアちゃんも含めてサポートできるそうで…………」
「シャード指南やその他サービスなんかも色々と受けられるらしいですっ!」
「ああ、なんか導力ネットを使った最先端のサービスが試せるらしいなァ?」
リゼットの説明を聞いたヴァンは口をパクパクしている中アニエスやフェリはリゼットの説明を補足し、アーロンはあることをリゼットに確認した。
「はい、ヴァン様同様、皆様にはテスターとして協力していただければと。もちろん不都合な契約にならないよう、誠心誠意、計らわせていただきますので。」
「ふふっ、リゼットさんでしたらそのあたりも安心できますから。」
「……………………えっと…………」
「ああ――――――すでに3Fの部屋も契約済み、荷物も置いてまいりました。伺います限り、非正規雇用の税務手続きや保険申請なども滞っていらっしゃるご様子――――――諸々サポートさせていただきますので、遠慮なく申し付けてください。」
ようやく我に返ったヴァンがリゼットに声をかけるとリゼットが更なる説明をし、リゼットの説明を聞いて完全に外堀を埋められた事を悟ったヴァンは苦笑いの表情で固まり、リゼットに指摘する答えを失くした。
「全部押し付けるのは流石に…………その、私も勉強させていただきますので!」
「あ、早速ですけどシャード足場を使った戦術指南を…………!」
「お前ら――――――俺を差し置いて話を進めまくってんじゃねええっ!!」
そして助手たちが自分を差し置いてリゼットと話を進め始めるとヴァンは思わず声を上げて突っ込んだ。
こうして…………アークライド解決事務所にマルドゥック社からの”長期出向”という形で”押しかけ現地SC"が加わった――――――
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