暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その十六

[8]前話 [2]次話
「そしてだ」
「何とかですね」
「人口を増やし」
「その分国力を高めますね」
「そうする、そして軍もだ」
 自分達が所属している組織もというのだ。
「人口が増えるとな」
「その分大きくなれます」
「そうだ、十億ではだ」
 この規模ではというのだ。
「やはりな」
「無理がありますね」
「あの連合を防ぐにはな」
「左様ですね」
「だから軍もな」 
 是非にというのだ。
「これまで以上にだ」
「規模を拡大させますね」
「そうしていく」
 今後はというのだ。
「やはりな」
「人口が増えることによって」
「そうなっていく」
「連合は軍に重点は置いていません」
 国家としてだ、このことは紛れもない事実である。
「人口比にしてもです」
「軍人は少ないな」
「我々は百人に一人です」
「十億だからな」
「千億に対して。ですが」
「連合は三百人以上で一人だ」
「四兆で百三十億です」
 それだけの数だというのだ。
「彼等は」
「それだけだ、しかし」
「その百三十億がです」
「あまりにも巨大だ」
「我々の十三倍です」
「エウロパだけでなくマウリア、サハラもだ」
「同時に相手に出来ます」
「あの国はそれだけの戦力を擁している」
 国力はさらにだ、何しろエウロパやサハラの六百倍の総生産を誇っているからである。エウロパは連合から見ればまさに牛から見た鼠である。
「その連合にもだ」
「対する為にも」
「軍もな」
「規模を拡大させますね」
「これからはな」
 その様にしていくというのだ。
「人口が増えれば」
「むしろそうしなければ」
「駄目だ」
「国防を考えますと」
「とてもな、ではだ」
「はい、私については」
「巡察が終わればな」
 そうなればというのだ。
「後はな」
「オリンポスに戻り」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「いいな」
「はい、宇宙艦隊全体の指揮をですね」
「執ってくれ」
 宇宙艦隊司令長官としてというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ