第一部
死と共にはじまるものは、生である
運命は我らを幸福にも不幸にもしない
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明されただけ?
まだ人柱力の居場所探しの途中で・・・あれ?」
頭を抱え始めた飛段
自分でも何が何だかわからないと騒ぐ
「あーッわかんねぇ!!
そうだトビに聞きゃいいかってトビって誰だ?
・・・うーん・・・鬼鮫あたりならわかんだろ、な、角都ゥ!」
納得したらしく、立ち止まったままの角都を置いて足早に歩き出す
「・・・・・・・・・」
溜息をついて仕方なく歩きだす角都
騒がしい相方に疲れが出てきたようだ
「・・・結局何だったんだ・・・」
聊か肩を落とし年相応の哀愁を漂わせる
寂しげに風が外套を揺らした
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