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星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その十三

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「世の中には」
「闇医者がいてな」
「裏社会も」
「結果としてそちらの利益になる」
「そうなるよりはですね」
「法的に認めてだ」
 どうしても起こってしまうことならというのだ。
「裏社会の利益とはしない」
「その考えによって」
「総統もそうされた」
「避妊、中絶は認める」
「そうな、カトリックはこのことにはいい顔をしなかったが」 
 それでもというのだ。
「その様にされた」
「裏社会のことを考えると」
「そうされた、だがそれでもだ」
「人口抑制政策はですね」
「撤廃された」
 そうなったというのだ。
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「開発、開拓も行い」
「新たな第一次産業や以外の技術も入り」
「人口も増える」 
 これからのエウロパはというのだ。
「そうなる」
「そして人口が増えて」
「総生産も増えてな」
「国力が上がりますね」
「人口は相当に増やさないとだ」
 そうしなければというのだ。
「連合には勝てないがな」
「今で四十倍の開きがあります」
「こちらは一千億でな」
「あちらは四兆です」
「この差は大きい」
 このことは否定出来ないというのだ。
「どうしてもな」
「だからですね」
「人口のことはな」
「相当にですね」
「努力してだ」
 そうしてというのだ。
「増やすことだ」
「そうすることですね」
「そうしてだ」
 そのうえでというのだ。
「やがてはな」
「連合を凌駕しますね」
「私も思う、人口はな」
「その国の最大の力ですね」
「これが多ければだ」
「多いだけ強いですね」
「このことが変わったことはない」
 それこそ一度もというのだ。
「人類社会でな」
「その通りですね」
 タンホイザーもその通りだと答えた。
「一度も」
「人口こそが最大の力なのはな」
「幾ら総生産が凄くとも」
「人口が少ないとな」
「その総生産も活かせません」
「満足にな」
「総生産を高め」
 かつとだ、タンホイザーはさらに言った。
「そしてですね」
「人口もだ」
「増やすべきですね」
「そうだ、人口は掛け算で増えると言うが」 
 実際にそう言われてきた。
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