第4章
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ら、今まで私なんて相手にしてなかったはずなのに・・・。
「なぁ 香ちやん 明日から 1本早い電車でも ええかなー」
「うん ええよー ウチな 同じクラスの男が近くの男子校に入ったんやー 同じ電車やねー でも あいつのこと気色悪いんやー だから 違う電車のほうがええねん」
「ウン 私も 会いとーない奴がおるねん」
駅を出て、学校に向かっていると「おはよう」と声を掛けて来る子が居たりして
「なぁ 同じクラスの子やろかぁ?」
「どうだか ウチ 恐いから クラスの子でも 顔 覚えてないねん」
「うふっ 私も・・・ なぁ 伝教寺って 変った苗字やねー お寺さん?」
「違うよ でも ひいおじいちゃんまで お寺の住職やってん 本堂が古いんで建て直しの話があって 檀家さんが反対して、明治の初めやったからどさくさしてつぶれてしもうたそうな そのまま苗字だけ残ったんやってー」
「そーなん 私ンチも お父さんは奈良の山奥の人でなー ご先祖様は野武士で、筒井順慶の家来やったそうなんよ ホンマかウソか」
「あっ そう ウチのお寺さんも 筒井順慶に味方したんやってー 聞いたことあるわー おもろいなー ウチ等 先祖は味方同士やったんやー」
「うふっ そーやねー 時を経て こーやって 知り合えるなんてね」
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