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星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その十二

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「食べてだ」
「そのうえで、ですね」
「人口もな」
「増やしますね」
「医療技術も導入している」
 こちらもというのだ。
「医学についてもな」
「マウリアからですね」
「手に入れている、マウリアはな」
「連合の技術をですね」
「連合から見ればもう古い技術だ」
 所謂ローテクである、連合は他国より三百年以上進んでいて彼等の古い技術も他国では最先端のその先の技術なのだ。
「だがな」
「その技術をですね」
「手に入れていっている」
「開発、開拓に第一次産業に」
「医学関係でもな」
「それでその技術を使い」
「本土は発展し」
 そうしてというのだ。
「人口も総生産もな」
「拡大していきますね」
「人口抑制政策は撤廃された」
 それは既にというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「人口は増やせる様になった」
 法的にそうなったというのだ。
「だからな」
「我々はですね」
「これからは大いにだ」
「人口を増やしますか」
「アルテミス女神やフレイヤ女神も喜ぶ」
 それぞれエウロパにおける多産の女神である、それ故に女性からの信仰がとても篤い女神達である。
「そしてカトリックでもな」
「喜ばれることですね」
「実際教会は歓迎している」
 カトリックはというのだ。
「人口抑制政策の撤廃をな」
「聖書にある通りになると」
「人が世に満ちるとな」
「エウロパの者達が」
「そしてだ」
 モンサルヴァートはさらに言った。
「避妊や中絶はな」
「それはこれまで通りですね」
「認められている」
「それはですね」
「こちらはカトリックはいい顔をしなかったが」
「こうしたことはですね」
「総統はこう言われた」
 ギルフォード、彼はというのだ。
「そうしたことは法的に禁止してもな」
「どうしてもですね」
「様々な理由でだ」
「してしまいますね」
「避妊、そしてだ」
「中絶もまた」
「そうだ、そしてそれでだ」
「非合法なそれがですね」
「横行する」 
 裏での中絶、堕胎等がというのだ。
「そしてそこからな」
「闇社会が利益を得ますね」
「闇医者もいる」
 世の中にはだ。
「表の世界だけでなくな」
「確かに存在していますね」
 タンホイザーもこう答えた。
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