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星河の覇皇
第八十七部第三章 港の整備その十一

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「それがだ」
「新天地の獲得ですね」
「それが第一歩だ」
 まさにというのだ。
「そうなるからな」
「だからですね」
「そうだ、それでだ」
 それ故にというのだ。
「卿はその進出の時にだ」
「このエウロパを守ることですね」
「その任に就いてもらう」
「わかりました」  
 タンホイザーはまたエウロパ式の敬礼で応えた。
「それでは」
「その様にな、我が軍はコロンブスやバスコ=ダ=ガマもいれば」
 さらにというのだ。
「プリンツ=オイゲンもいる」
「プリンツ=オイゲンが私ですね」
「そう捉えてもらっていい」
 是非にという返事だった。
「そして国父ブラウベルグもな」
「今はですね」
「おられる」
「そしてその国父は」
「わかるな」
「はい」
 タンホイザーも一言で答えた。
「総統閣下です」
「その他にもだ」
「人材が揃っていますね」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「ことは成せる」
「暗黒宙域の踏破と」
「本土の防衛と発展をな」
「その両方をですね」
「成し遂げることが出来る」
 こうタンホイザーに話した。
「必ずな」
「左様ですね」
「確かに連合は巨大でしかも発展し続けている」
「巨獣がさらにですね」
「そうなっているがだ」
 それでもというのだ。
「我々もだ」
「発展出来ますね」
「これからはな、新天地を獲得することに加えて」 
 さらにというのだ。
「本土の開発、開拓もな」
「していきますね」
「マウリアからかなりの技術を得ている」
 惑星の開発及び開拓のそれをだ。
「これでだ」
「惑星の開発、開拓をですね」
「行いまた新種の作物や家畜もな」
「導入していきますね」
「ジャガイモもだ」
 これもというのだ、この時代でもドイツにおいてはパンと並ぶ主食であり非常によく食べられている。
「新種のな」
「痩せた土地でもですね」
「これまで以上にな」
「作ることが出来て」
「しかも多く採れる」
「そうしたジャガイモですね」
「それも導入してな」
 そうしてというのだ。
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