暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜黎の陽だまりと終焉を超えし英雄達〜
第52話
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
好のチャンスだったのに、まさか逃がしちゃうなんてね〜。というかマフィアが軍用飛行艇――――――それも最新のステルス艇を所有しているなんて、予想外過ぎよ…………」

「…………次は絶対逃がさない。」

ヴァンの言葉にリゼットが答え、ジェラール達を逃がしたことにイセリアは残念がり、ラヴィが決意の表情を浮かべて呟いたその時パトカーのサイレン音が聞こえてきた。

「ヤバッ…………!あ、あたしはこれで失礼するわ!後の事は任せたわよ、それじゃっ!」

「あっ、手当てがまだ――――――」

サイレン音を聞いたグリムキャッツは焦った様子でニナの制止の声を無視して割れている窓から姿を消しながら飛び降りた。

「…………行っちまったか。」

「ちょっと水臭いような…………」

グリムキャッツが去って行った後ヴァンとフェリはそれぞれ苦笑を浮かべたその時焦った様子のジュディスがその場に駆け付けた。

「ハアハア…………ニナ、無事っ…………!?」

「オイオイ…………」

「あはは………………」

去って行った後即座に現れたジュディスにアーロンは呆れ、アーロン達同様グリムキャッツの正体に気づいていたアニエスは苦笑していた。

「ジュディス先輩…………!よかった、はぐれてからずっと心配して―――――!凄く消耗してるみたい…………大丈夫ですか!?」

「せえはあ、平気よ平気…………ずっと逃げ回ってただけだから…………」

「えっと、リーシャ。グリムキャッツの正体ってもしかしなくても…………」

「あはは………………さすがにロイドさんやルファディエルさんは誤魔化せないと思っていました。」

「クク、遊撃士の頃共和国にも出張していたテメェも気づいていたんじゃねぇのか?」

「…………俺だけでなく一部の遊撃士達も気づいている。最も”彼女”の”標的”の関係上遊撃士(おれたち)が動くことはなかったし、今後も”民間人”に手を出しさえしなければギルド自らがわざわざ取り締まる事はないだろうがな。」

「フフ、”怪盗紳士”はんが自分と同じ”怪盗”を名乗っている”彼女”の事を知ったらどんな反応をするやろなぁ?」

「…………少なくてもろくでもないことになることは間違いないでしょうね。」

「クク、同じ仮面で正体を隠す者同士として、機会があれば正体を隠す方法を教えてやった方がいいかもしれないなぁ。」

一方ニナはジュディスの登場に驚いた後消耗している様子のジュディスを心配し、状況から察してグリムキャッツの正体がジュディスであることに気づいたロイドは気まずそうな表情を浮かべてジュディスに視線を向けた後リーシャに確認し、確認されたリーシャは苦笑し、口元に笑みを浮かべたガルシアの問いかけにアリオスはジュディスに視線を向けて苦笑し
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ