第52話
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らの”踊りを。」
「…………お姉…………」
サァラの言葉で今自分が成すべき事に気づいたシャヒーナは舞台でサァラと共に踊りを始め
「…………おお…………」
「…………みんなの心が…………」
二人の踊りを目にした俳優や女優は驚いたり、観客達が二人の踊りに集中し始めていることに気づいた。
「…………ねーちゃんたち、頑張れーっ!」
サルバッドの住民であり、姉妹とも仲が良い子供の一人がサァラとシャヒーナに応援の言葉をかけた。
「さあ――――――ご覧の皆さんも!」
「せっかくの映画祭、このまま最後まで楽しもうっ…………!」
姉妹の呼びかけに答えるように俳優や女優達は踊りを、観客達は拍手や俳優達のように踊りを始めた。
「やれやれ、凄いね…………」
「フフ、そうだね。でも、何とかなったようで何よりだね♪」
パレードカーから降りてパレードの様子を確認したフィーとアネラスはそれぞれ安堵の表情を浮かべた。そこにダスワニ警部達がメンフィル帝国軍と共に到着したが、事態が既に収まっていることに気づくとダスワニ警部達は警備を再開し、メンフィル帝国軍は撤収を始めた。
「うわあああっ…………!スクープ間違いなしですよぉっ!!」
「ま、GIDに加えてメンフィル帝国軍まで介入してるから何らかの情報規制はありそうだけど。」
「ああ――――――だが少しくらいはこの”熱”を届けられるだろう。」
マリエルははしゃぎながらパレードの様子の写真を撮り続け、ベルモッティの推測にディンゴは頷いた後口元に笑みを浮かべた。
〜アルジュメイラホテル・最上階・受賞式会場〜
「マアアアアアアアベラス!!ワシの思い描いていた以上のパレードじゃああっ!!」
「凄いですね…………」
「…………ええ、本当に。”生のステージ”か…………彼女も…………」
映像に映るパレードの様子を目にしたゴッチ監督は興奮し、呆けた様子でパレードを見つめて呟いたニナの感想にグリムキャッツは同意した後リーシャを見つめた。
「え…………?」
「ううん――――――って近いわよ!?」
グリムキャッツの独り言の一部が聞こえたニナは不思議そうな表情でグリムキャッツを見つめ、ニナに見つめられたグリムキャッツは答えを誤魔化した後自分とニナの距離が近いことに焦った様子で指摘した。
「すみません。でも、できれば手当を――――――」
グリムキャッツの指摘に謝罪したニナは手当を申し出た。
「”暴君”と”黄金蝶”に加えて”風の剣聖”の加勢には驚いたが…………何にしてもテメェらにとっては最悪の状況に陥っちまったようだな、アルマータ?」
「そちらは満身創痍の状態であるこ
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