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気がつくと青い肌を持つ人間になって、更には女性となっていた。【未完】
気がつくと青い肌を持つ人間になって、更には女性となっていた。
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[9] 最初
い空間にキングベッドに丸テーブルと椅子という簡素な家具のみが設置されているだけだった。
 そして、部屋の片側全面は一部を除き窓になっており、その反対側に彫刻が施された木造の大扉が存在している。
   
 ベットに横たわる前に外を見る。

 緑がかった薄暗い空。眼下に広がる、街並みのものであろう金色の光。そして、暗い空へ飛び交う、二つの黄色い開口部の目玉緑色をした生物のようなフォルムをする大小の軍艦。
 
 「…今更だが本当に宇宙人って居るんだな。今や自分もその一人だが。…アレを見ると本当に実感させれる」

 総統1人だけの部屋。防弾ガラスは勿論の他、昭和でよく使われるであろう受話器(SF風)。ホットゲーム(チェス)。ボタン一回押しで召使い、女衛士がやってくるもの。警報アラーム装置。それでもどうしてもか、その手の話をする時は誰かに聞かれていないか最大限の警戒をし、気にする必要があるアベレーテ。

 そして最も気にしていることがもう一つ。それは……、

 「…隣にある青い星、『イスカンダル』を見る度に地球を思い出すが…」

 大窓から見上げるように星々を見つめるが昼間でも肉眼で見える程、近い星があった。それは『イスカンダル』。双子星な為か太陽を回る機動はほぼ一緒。

 イスカンダルは女性しか居なく、加えて3人しか人口は居ない不思議びっくりであった。統治するのはスターシャ・イスカンダル。
 黄金に輝く髪に透き通るような白い肌、金色の瞳は常に憂いと優しさを湛えている。

 (…前世の私は死んだのだ。今の私はガミラスの総統…)

 「…地球、か」

 そう一言そう言い残して、アベレーテ(転生者)は眠りについた。

[9] 最初


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