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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第30話後半
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と放たれ、プロテクト級U型は大口径キャノン砲を斉射しつつ、バスターレーザーを発射した。

 バスターレーザー非搭載型からも主砲が斉射されるが、木星規模の〈滅びの方舟〉相手では豆鉄砲もいいところ。
 しかし、それでもバスターレーザー非搭載型から砲撃を続行し、更にはミサイルも投射される。

 投射されたミサイルは、ただのミサイルではない。
 投射されたのは、核融合ミサイル。 
 核融合ミサイルはプロテクト発動で投入されたミサイル艦隊と、土星沖・火星沖・地球決戦の一部の艦隊のみ装備されていた。
 核融合ミサイルの成果は〈滅びの方舟〉相手では微々たるものであろうが、もし艦艇に命中すればオーバーキルといっても過言ではない代物だ。

 「バスターレーザー、敵目標に全て命中を確認」

 「エーテルレーザー、敵目標に全て命中」

 「バスターレーザー非搭載艦、敵目標に全弾命中を確認」「核融合ミサイル、全弾命中」

 「敵目標にダメージは…小」

 そんな攻撃をもってしても〈滅びの方舟〉は健在であり、もろに受けたのにも関わらず、ダメージは小さい。
 〈スターダスト〉の艦橋で指揮する七大統治者は舌をまきつつも、指令を出していく。

 「ガイエンブルク、ガイエスブルク要塞、発射準備全て整いました」
 
 「全要塞、照準修正、誤差+2度」

 「重力収束バレル、形成完了。重力バレル強度の強化よし」

 「全要塞、発射準備完了」

 「了解、護衛艦隊は射線上から一時退避せよ」

 「護衛艦隊、側面へと退避完了」

 〈滅びの方舟〉後方で発射態勢であるガイエンブルク、ガイエスブルク要塞の射線上から急ぎ護衛艦隊は退避する。
 それは、月軌道にいる要塞も同様に発射態勢を執っており、艦隊は要塞の射線上から急ぎ退避する。

 「要塞砲、発射せよ!」

 七大統治者は要塞砲発射を指令した。
 護衛艦隊の退避が完了した直後、ガイエンブルクならびにガイエスブルクから要塞砲が放たれる。

 「アタックムーン級戦闘衛星、発射準備完了」
 
 「撃て」

 「はっ、…月面弩級砲、発射!」

 全アタックムーン級より放たれた3つの光芒は、亜光速のスピードを維持し向かっていく。

 月面弩級砲の膨大な黄色の粒子ビームは光の柱にも等しく、〈滅びの方舟〉に”吸収”されていない残骸となって漂うカラクルム級を蒸発させながら、〈滅びの方舟〉の方舟まで向かっていく中、計算されていたかのように要塞から発射されているエメラルドグリーンの光芒は、黄色の光芒と共に〈滅びの方舟〉へと到達し、轟音と共に周辺にエメラルドグリーン色の粒子と黄色の粒子を舞い散らせる。

 「エターナルストーム級U型、エターナルストーム級U型改、エーテルレ
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