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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第29話
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 その言葉と共に、歓喜の声が広がった。

 総統とギルド長を称える声があちこちと発生し、熱気と大歓声が止まらない。

 涙を流し、喜ぶ者もいれば、雄叫びをし、戦いを待ち望む者もいた。最もクローンはハッと我へと素早く帰り、己の職務に戻った。

 遥か上空に位置するミドガルド軍にとって、総統のそれは出撃の合図だった。

 「全艦ワープ航法に移行を開始」

 オリアナが座乗するアタックムーン級のブリッジでは、座標計算が行われ始めていた。

 ガイエンブルク、ガイエスブルク要塞、主力艦なども同様だ。

 遠く離れた外縁部の某惑星に駐留していたシエラ、アイリス率いる艦隊は、既に地球がある天の川銀河へと出撃していた。

 「ドライブ正常に稼働中」

 「30秒後に全艦ワープします」

 下士官達の報告でブリッジはいっぱいだ。

 準備は整った。

 『空を見上げて欲しい!栄光あるミドガルドの大艦隊が、地球を滅亡せんとする荒らしガトランティスを駆逐する姿を!!』

 「ワープ!」

 軌道上の大艦隊は、防衛艦隊を除き、皆ワープしてゆく。

 ミドガルドギルドの大艦隊は、地球を救う為に戦場へと旅立った。


 
 〈???SIDE〉

 ???「”シナリオ”から逸脱しているが、問題はないだろう。今のところイレギュラーは○○○○○以外しか存在しない。…さて、では我はーーー」

 ーーー向かうとしよう、天の川銀河 太陽系へ。
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