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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第26話
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艦体のバランスを保つ為に、姿勢制御スラスターによる姿勢の安定を懸命に行った。しかし、中々に回頭はままらなない。

 かくいう一方、ミドガルド艦隊は回頭の方は地球艦隊同様に順調とはならないものの、地球艦隊よりも先に離脱が出来そうであった。

 だが、「先に離脱出来そう」である。断定では無い。

 一方で、幸いにして後方待機していた地球艦隊の護衛艦隊とバスターレーザー非搭載のミドガルド艦隊は、重力傾斜の影響を多く受けずに済み、早々と離脱を開始することが出来た。

 また、両航空隊も素早く重力圏の影響が無い宙域まで後退を始めた。

 波動砲とバスターレーザー戦を重視したマルチ隊形が、この時ばかりは仇となってしまったのであった。
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