暁 〜小説投稿サイト〜
同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第24話
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クルム級249万隻9960‥‥‥いえ、更に後方、新たな集団がワープアウト!」

 「フっ、来たか」

 …現実は非情である。250万隻、来てほしく無かった。泣きそうだ。創造されてこのかた泣いたことが泣い私は、今泣いても良いと思うが泣くのは後にしよう。

 「ラスコー級14隻、ナスカ級26隻っ。更に大型の反応が1隻ッ、データベースにない未知の艦影です!」

 「メインパネルに映せ」

 ……ふむ。1qを超える巨体と4本の飛行甲板が有り、その飛行甲板上に500m級のカラクルム級戦闘艦を優に2隻づつ、並べることが出来る程の大きさだ。

 さながら、ナスカ級の巨大バージョン兼進化バージョンと表すればよいか…。

 「この未知の敵艦を旗艦と設定。…航空隊全機急降下!」

 予め出撃させていた航空隊が旗艦を護衛するラスコー級、ナスカ級を真上からミサイル攻撃と爆撃を敢行。地球軍も同様であり、ミドガルド航空隊に続いて地球航空隊もミサイルの雨を降らす。

 それにより、旗艦を護衛していた全てのラスコー級とナスカ級は航空隊による攻撃をもろに受け、リングの中へと沈んていった。

 その直後である。

 「敵旗艦、回転を始めた模様!」

 並列に並んだ2つの円柱型を楕円型フリスビーが上下からサンドイッチした様な艦体が、最後部に聳え立つ艦橋と機関部の位置をそのままにして、回転を始めたのだ。

 いったい何を…ん?甲板上に何かがある…?。

 「敵旗艦大型空母より、地球軍の磯風型駆逐艦規模の大きさに匹敵する物体の発艦を確認」

 「射出物体…いえ、飛行物体は急速に向かって来ています!」

 「撃ち落とせー!」

 艦長指示の下で急速に向かってくる飛行物体を迎撃する。ミドガルド軍は勿論の事、地球軍も同様に迎撃する。

 しかし、これだけの迎撃で以ってしても、有効弾を出すことはままならない。

 それは仕方が無いのかもしれない。

 短剣状の独特な艦体構造を有しており、当然のことながら全幅は非常に狭い。地球軍の護衛艦よりも小さい幅であるし、まるでミサイルの如く、突っ込んで来ているのだから…。

 まぁ、例えミサイルの如く突っ込んで来る物体が迎撃を掻い潜り、友軍艦に接触し衝突したとしても、エリスフィールドで防げるのだから…何も問題は無いのだ!。……私、フラグ建築していないよな?。

 「先頭に居た地球軍の護衛艦8番艦。波動防壁を突破された模様!」

 …フラグを建築してしまったか。

 「護衛艦8番艦、串刺し後に速射輪胴砲塔で零距離攻撃されてしまい轟沈!」

 え〜と、地球軍の護衛艦F8は波動防壁はものの数秒も経たずに破られてしまい、巨大なナイフとなって護衛艦の艦体に、文字通り突き刺さってしま
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