暁 〜小説投稿サイト〜
同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第24話
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 ー土星宙域ー

 太陽系第6番惑星の土星沖では、ガトランティス艦隊が来襲するであろうことを予期して、エンケラドゥス守備艦隊が巡回行動中にある。

 この守備艦隊も、先日の冥王星守備艦隊と同じ規模で構成される規模の艦隊であり、その内2隻のFG300型偵察フリゲート艦と2隻のパトロール艦と2隻が距離を置いて索敵中。

 「前方にワープアウトを確認!ガトランティスです!規模‥‥‥100‥‥‥300‥‥‥更に増大中!」

 「艦種識別…カラクルム級戦艦です」

 「全艦、第1種戦闘配置へ。それと、司令部に援軍要請を」

 …であったのだが、現在は戦闘態勢を執っている最中だ。…カラクルム級ということは、やはり250万隻もの超大艦隊がやってくるということ……贅沢なことだ(震え)。

 「地球軍、波動砲の発射準備に入るとのこと」

 「ならば、我が軍もバスターレーザーの発射準備に入れ」

 まぁ、援軍が来るまでの間、持ち堪えようか。全滅覚悟でな。

 しかしながら今この場に居るバスターレーザー搭載艦は、プロテクト級とセレスター級にクワオアー級加速砲駆逐艦改。

 この状況下では砲雷撃戦よりもバスターレーザー使用の方を選択する。それが正解だ。間違いない。

 ちなみにだが波動砲搭載艦はヤマト級にアンドロメダ級、ドレッドノート級、金剛U型改、護衛艦、パトロール艦である。

 「敵艦隊、U字となり半包囲に移る模様です」

 「バスターレーザー、発射準備完了!全艦とのデータリンク完了!」

 「地球軍も波動砲の発射準備が完了し、データリンク完了したとのこと!」

 既にカラクルム級の数は数十万隻となり、残り数十秒もすれば200万隻となる。

 とても守備艦隊だけで対処するなど、不可能に等しいがバスターレーザーと波動砲であれば、戦果を得られるだろう。理想として戦果1万隻は欲しい。現実的では無いが…。

 「バスターレーザー、発射ァ!!」

 プロテクト級U型やセレスター級U型、クワオアー級改から発射された拡散バスターレーザーは、集団たるカラクルム級群を一挙に光の網に捉えた。それは既に発射していた波動砲も同じこと。

 眩い光に包まれたカラクルム級群はバスターレーザーと波動砲の波に揉まれたかと思うと、あっという間にデブリへと成り果てた。

 「冷却機能、最大稼働」
 「戦果3200隻。…しかし」
 「ワープアウト増大中」

 だが、それでもなお、カラクルム級群の勢いは止まらない。
 
 3200隻ものカラクルム級を撃破してもなお、絶賛カラクルム級は現宙域にワープアウト。そして、遂に撃破したカラクルム級含めての算定数が判明した。…頼むからこれ以上増えないで。

 「敵艦隊の算定数、カラ
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