暁 〜小説投稿サイト〜
同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第21話
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 第11番惑星の衛星軌道上から超新星エネルギーを転用し、地球を破壊するガトランティス第八機動艦隊の思惑は宇宙戦艦ヤマトとオリビア将軍率いるミドガルド艦隊により、阻止された。…第11番惑星から地球までが射程圏内って、怖いな。

 「オリビア統治者。時間です。定例会議の時間が迫っております」

 おっと、もうか。では会議室に向かわねば。



 −未知領域 イラム星系 惑星イラム−

 異様とも言える光景がこの惑星イラムに包まれていた。

 月軌道外周とイラムの軌道上にはAC721スサナー級U型やプロテクト級U型が両方合わせて300隻以上は確実に存在している。イラム星の防衛艦隊である。その内の十数隻、ロジャー級戦艦の姿が確認出来る。

 未知の脅威がいつでもやって来ても対処出来るよう常時臨戦体制を取っているが、この日はそれ以上に重苦しい雰囲気を宇宙空間に醸し出しているのも異様とも言える要因の一つかもしれない。

 そんな中で、1隻のロジャー級戦艦と3隻のAC721スサナー級U型、十数隻のアークワイズ級フリゲート改が通常空間にワープアウトした。

 ワープアウトしたロジャー級から1機のラムダ級T−4Aシャトルと2機のT−65Xウィング・スターファイターがハンガーベイより発進しイラム星を目指す。

 ファイターは護衛対象であるシャトルから離れず、ミドガルド本部の発着場であるプラットフォームまで送り届ける。シャトルが着陸態勢に移るとファイターはその場から離脱した。

 1機のシャトルは着陸し機体の翼を畳んだ。

 顎の部分はコックピットでありコックピット下の搭乗用ハッチがある。搭乗用ハッチが開かれ、シャトルからメガネを掛けたピンク髪の女性が現れた。歳は20代前半といったところ。

 金色の肩章が付いた光沢のある統治者専用の白い軍服を着用しており、白いマントを身に着けている。左胸には統治者の証を示す階級章がある。

 シャトルから降り立ち、その場で粛然と襟を正し終えた瞬間、ブラストゲートが開かれた。

 ピンク髪の女性から見て、十数m離れた正面のブラストゲートから3人のショックトルーパーが姿を現れ、ピンク髪の女性の前にやってきた。その内の一人、左肩に赤いポールドロンを付けているショックトルーパーが話し掛けてきた。

 「ステラ統治者。オリビア統治者がお待ちです。此方へどうぞ」

 ステラ統治者と呼ばれたピンク髪の女性ステラは頷きショックトルーパーの案内の元、ブラストゲートを潜り無言で会場である会議室へと進んでいく。

 通路をしばらく進んだ後、会場へと辿り着いた。会議室だ。

 この会議室はミドガルド本部にある数有る中の一つであるがブラストドアの両脇にショックトルーパーが警備していることから一目
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ