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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
第10話
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 ヤマトはビーメラ4にて保安部によるクーデター(反乱)が発生した。その中には情報長の『新見薫』、航海長の『島大介』が含まれていた。目的はイスカンダルへの旅は困難、又信用が出来ないっがそうである。

 そこで新見薫は補給の為、降り立ったビーメラ4の環境が地球と酷似していると分かり破棄されたイズモ計画発動を試みるが一人では困難を極めると判断し、同志を秘密裏に協力を仰ぐよう要請する。

 そのため保安部長『伊東真也』に加担し、航海長島大介を口説き落とした末にてイズモ計画派による艦内クーデターに参加しビーメラ4に降りたち少し経ったところで実行に移した。しかし、所々で計画通りにはいかず、なし崩し的に進めて行ったことが仇となる。

 加えて犠牲者を出さないで成功させる事を望んだ彼女とは正反対に、犠牲者を厭わない伊東のやり口に耐えかねて反発する。しかしその時、惑星調査からヤマトに帰投してくる古代進らの処遇を巡って、新見との軋轢がより深刻化に。

 犠牲を厭わない伊東に島でさえ「指揮官は俺だ」と反駁されてしまい、それに逆上して射殺しようとするが新見による体当たりで防がれた。

 あわや怒り心頭となった伊東は島と新見は射殺されてしまいそうになるが寸前に同じ保安部の『星名透』が介入して防がれる。「裏切ったのか?!」と星名に問うが本人曰く「いやだなぁ〜、表替えっただけですよ」とのこと。ヤマト艦長『沖田十三』が現場に登場した事でここにクーデターは失敗に終わり、結果的に彼女も営倉送りとなった。
 
 本来ならば反逆罪で即処刑?されているのだが、艦内でのトラブルを穏便に済ませたかった事や、彼女の素質を惜しんだ沖田艦長の寛大な措置でこれだけで済んだと言える。

 表替えったと言った星名であるが実は”地球連邦極東行政長官ヤマト本部長”『藤堂平九郎』を直属の上司に持ち、イズモ計画推進派のヤマトクルーを内偵するスパイでありクーデター発生時にはそれを抑える役目を持っていた。

 艦橋最上階にある艦長室で(島、古代、副長『真田』、艦長沖田)へ未然に防げることは出来なかったが航海長である島の協力のおかげで流血に至らず収拾出来たとそう告げた。

 ビーメラ4の事件(クーデター)はイスカンダル航海日程の遅れの一つであると責任は私にあると島は皆にそう告げるが心配はいらないと副長である真田は返した。

 その理由は古代が持ち帰った波動コア又情報であった。それには航海日程の遅れを短縮することが出来るものが記されていた。それは、

 「我々は35日の遅れを出しています。…ですがこの『亜空間ゲート』をしよう出来れば、航程を一気に3万年は短縮出来る計算となります」

 ”亜空間ゲート”である。超空間ネットワークを応用した亜空間回廊(ワームホール)への出入り口となる施設
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