第6話 ゼノビア「世界は〜終末となったよ〜。やったぜ♪…じゃないわ!」
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わえさせたいぜ」
全く以ってその通りだ。早くシャワーを浴びたい。このアンデッドは誰かに臭いの方を除去させておくか。後、ハンバーグ?今変なこと言わなかったか?
「目的は達した。戻るぞ」
「「了解です。ゼノビア博士」」
私達は捕獲したアンデッドと共に監視塔から出て、地下施設に戻るエレベーターに乗った。エアコンの風が涼しくて気持ち良いな。被っているものを取ったからか余計に気持ち良い。
地下に着き、私達は研究室に向かう最中、スーツを着た男がやってきた。見覚えがある顔だ。
「やぁ、スレイター。どうしたんだ?」
「ゼノビア博士、委員会の時間が迫ってきています」
「分かっているよ。だがその委員会にハズマットスーツを着て、出席する訳にはいくまい。スーツに着替えてからだ」
「しかし、それでは五分遅刻することに…」
なんだか溜息を突きたくなるな。
アレクサンダー・スレイターは科学部門の副部長だが、口うるさいし口出しするし、しつこ過ぎるし、一緒に食事を摂る時も何故かそわそわしているし、とにかく嫌だ。ハンサムな顔に免じて勘弁してやる。
嫌だがナンバー2で私の右腕となっている関係+委員会から指名されている以上、委員会に文句を言えない。ハンサムな顔に免じて勘弁してやる。
「お前達、コイツを研究室の隔離エリアに入れて置いてくれ。手順は分かっているな?」
「「勿論です。ボス」」
結構だ。ではスーツに着替えるとしようか。
〜〜〜5分後〜〜〜
黒スーツに着替え、赤を基調としたネクタイを忘れず結んだ後、私はスレイターと共に委員会が開かれている会議室へと向かった。
会議室がある通路を歩き、会議室に近づくにつれて通路の向こう側から声が聞こえてきた。耳が良い私は耳をよ〜く澄ませると会話が聞こえてきた。
『──他の支部は?』
『パリ支部の報告です。食料貯蔵量は50%。犠牲者は6名。バイオハザード指数は上昇中です』
『ロンドン支部の報告。食料貯蔵量は30%。犠牲者17名。バイオハザード指数は上昇中です』
耳を澄ませながら私は会議室のドアを開いて、中に入る。
アンブレラの施設は世界各地に支部を有するが、地上が大都市部を中心にアンデットで溢れ返っている為、拠点を地下に移すものの完全ではなく、支部によっては人員などにダメージが出ている。ちなみに此方は問題無い。
「失礼します」
ウェスカー議長と支部長達は顔を私に向ける。まぁこの私も一応、北米支部の支部長であるが。
ウェスカー「おぉ、ゼノビア博士。科学部門のヘッドがやっとお出ましか」
「申し訳無い。ウェスカー議長。忙しくて」
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