暁 〜小説投稿サイト〜
バイオハザードなんてクソくらえ!【未完】
第6話 ゼノビア「世界は〜終末となったよ〜。やったぜ♪…じゃないわ!」
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 〈サミュエル・ゼノビアSIDE〉

 全く、こんなクソくらえな世界になったのも全部アイツが、ケインが悪い!呪ってやりたい!!

 アンブレラに入社する前、陸軍所属していたケインこそがこの世界を滅ぼした張本人と言っても過言ではない。残念ながらケインは自ら命じた核ミサイルがラクーンシティに到達する前…蒸発する前に死んだ。

 しかしながら私は大〜変嬉しいことに、ケイン以外に責めるべき人間は他にも居ることは喜ばしいこと…だが非情に残念なことに自ら鉄槌を下してやりたかったが奴も既にハイブで、リッカーによって殺されている。

 そもそもこの終末世界を創ったきっかけはコイツ、パーシヴァル・スペンサー・バークスという名の元警備員の男であり、ハイブ内でTーウイルスを放ったのが始まり。

 ハイブを管理する人工知能、レッド・クイーンから知らせを受けて、私はハイブを封鎖。その後にコンクリートをハイブの入り口に固めておけば、このような大惨事にはならなかったのかもしれない。

 実際、私はその時そのように助言した。馬鹿ケインは無視したが…。馬鹿ケインの事など考えたくも無いし何を思っていたのかも分かりたくも無いが、何故開けようと思い至ったのかちっとも分からん。

 ハイブが封鎖されたままであれば核ミサイルを使って、ラクーンシティを浄化する必要も無い。感染エリアが拡大する程、封鎖は難しくなる。実に初歩的な計算であるが、そんな初歩的な事すら失敗し現在の状況に…。

 ほ〜んとケインは大馬鹿者な男だ。お前のおかげで出たくも無い地上に出て、アンデットを捕獲することなぞしたく無かった!だがそうしないと、アンデットについて解明出来ないし、”計画”に支障が出るのは宜しく無い…。

 仕方無く私自ら出向いた訳だ。警備員2人と共に。

 とはいえ、それは安全な地下施設に居ることと地上にある観測小屋の周囲を5mはあるフェンスに守られているからこそ、こんな呑気に考えることも出来る。自分で言うのも可笑しな話だが。

 しかしながらアンデッド共、どのくらい居るんだ?数百は確定ではあるが、もしかしすると千は超えているのやもしれない。

 それと何故、此処に生きた人間が居ることをアンデッドは分かるのか?これはアンデッドに関する謎の一つ。

 感染した犬もそうだ。

 アンデッドは歩くことが多く、かといって走ることは無くは無い。生きた獲物を発見した影響もあるだろうが、それでも走る行為は精一杯の印象。死んでいる為、息はしていない。

 対して犬は走ること、飛ぶことといった全ての機能を完璧に果たしているよう。だがやはりと言うべきか、感染個体は息をしていない。

 だが少なくとも犬の場合、ハイブでオリジナルアリスと戦った──ケルベロスは連携をしようとしてい
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ