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バイオハザードなんてクソくらえ!【未完】
第5話
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屋で観測に使うと思われる物がある。此処は気象小屋であるが小屋はカモフラージュのようなものだ。

 まぁ、カモフラージュであろうが無かろうが、観測においては意味は無いだろう。何故ならば彼等が居る場所は砂漠であるからだ。

 「では私は、此処で待機する。何かあれば呼んでくれ。駆けつけるから」

 「「分かった」」

 アンディとブレンダンは開いているドアを出て、目的地まで歩く。時間はそう掛からなかった。

 「ふぅ、溝がある砂地に辿りついたぞ。…じゃあ、1、2の3の合図で投げるぞ」

 「それが1、2の3、はい!…なのか、3っで投げるのかどっちなんだ?」

 「1、2の3、はい!…だな」

 「OKだ、それでやろう」

 「「1、2の3、はい!」」

 2人は死体を大きな溝へと放り投げる。2人が放り投げた溝は石灰を敷き詰めた溝。

 溝には、アリスと同じ顔が沢山あり、たった今、放り投げれられた彼女と同様に、既に事切れている。

 「はは、慣れるって怖いね」

 「俺は慣れないぞ、ブレンダン。アレを見ろ。…アンデッド共だ」

 「あぁ〜」

 アンディが慣れないと言ったのは向こう側に居る存在、アンデッド。気象小屋は鋭い有刺鉄線が付いた高さ4〜5mくらいの鉄網フェンスに囲まれている。

 そのフェンスを文字通り何千というTーウイルスに感染したアンデッドが囲っている。

 当初はフェンスに高圧電流が流れていたが、ゼノビアが高圧電流の電源を切った。理由はアンデッドに対し、全く以って効果なんて無かったからだ。

 だがそれでも、フェンスの中に居る限りは安全。地下施設に居る限りは安全だ。今の所、アンデッド達がフェンスを突破する予兆は無い。

 「しかし、コイツ等はいったい何処からやって来たんだ?」

 「どういう意味だい?」

 「そのまんまだよ。此処は暑い砂漠のド真ん中だぞ。まぁ、自動温度調節機能のおかげで平気へっちゃらだけど。…話は戻るが、まさかラスベガスから歩いて来たのか?」

 「ゼノビアにアンデッドの移住パターンを聞けばよいんじゃないんかい?」

 「それも悪く無いな。じゃあ、下に戻ろうぜ」

 アンディは笑い、ブレンダンは喜んで賛成した。2人はエレベーターへと戻り始める。

 「はぁ、クローンを捨てるのはもう、うんざりだ。いい加減に本物、見つかんねぇかな〜」

 「本物って確か、サンフランシスコにあるデトロイドで捕縛したんじゃなかったのか?」

 「本物はとっっくにデトロイドから逃げたよ。我らがボス、ゼノビア様がヘマをしたのさ」

 そう話している2人は小屋に入り、エレベーターに乗る。女性警備員は再び赤いボタンを踏む。

 「…俺達はいったい、何を
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