暁 〜小説投稿サイト〜
バイオハザードなんてクソくらえ!【未完】
第4話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 第2.5話 「この日、アリスはアンブレラとゼノビアを…」

 …世界は少しずつ、アポカリプスへと変貌しつつある。

 軍や警察に命令を発し、組織的な機能を政府はもう残されていなかった。政府は麻痺どころか政府機能を失ったと言うべきだろう。

 誰もが自分達の力で生き残ることを自覚せざおえなくなり始めている。アメリカ大陸のあらゆる地域が感染した。

 アリスが生き延びようと懸命に戦っていた時だった。

 アンデットに圧倒されている人々をカルロス、L・J、アリス、ジル、そして彼等が拾った面々の他、偶然拾ったニューヨーク市警のルー・モリナと数名の海軍兵士と共に、人々を助ける為に国中を回り始めた。アリスを含め、自分達を突撃チームを呼称した。

 アッシュフォード博士の娘であるアンジーも一緒だったが、安全の為、常に車に居たことが殆どだ。その際は最後に仲間となった格闘技の教官、ジスン・バートンと一緒に黒塗りの車、SUVで待っていた。ジスンの役目はアンジーを守ることだ。

 だがその日、駐車場に居たアリス達突撃チームに異変が起きた。異変が起きたのはアリスだった。仲間達と共にアンデットを倒していたアリスだったが突如、目の前に居るアンデットへ飛び蹴りを食らわせて首を折ろうとしたが次の瞬間には、ふらふらっとアンジーが乗っているSUVへと戻っていく。

 …まるでコントロールされているかのように。

 その行動に面々は目を点にして、困惑と驚きを隠せないでいた。その中で最もアリスへ視線を向けていたのはカルロスだった。彼は声を掛けるがアリスは振り向く素振りも見せず、只SUVへと向かっていた。

 ジスンは運転席から此方に向かってくるアリスに気づき、車を降りて彼女に尋ねる。

 「どうしたの?」

 距離にして約3m。アリスは自身に尋ねるジスンに答えたかったが、アリスは大きく一歩踏み出したと思えばいきなり身体の向きを変えて、ジスンの整った顔めがけて横に蹴りを入れだした。

 「あ、危ないな…ッ!」

 ジスンは体術を身に着けててよかったと自身の行動に感謝の念を抱いていたが、ジスンは直様、身を屈めてキックを躱し、地面へ滑るように転がった。

 アリスの蹴りは運転席のドアに激突し、普通の人間なら悶え苦しむ痛みが襲ってくるが痛みなど無いに等しかった。アリスは精神的な痛みを除けば、自身と一体化しつつあるTーウイルスによって肉体への痛みを超越した人間となっていたのだ。

 激闘の陶、アリスはジスンを蹴り飛ばした。その先にはアンデットが。ジスンは肩を噛まれたがその後にアンデットの頭を拳銃で撃ち抜いた。ジスンは素早く、アリスの肩に向けて標準を合わせ、ためらわず撃ち放つと同時に倒れた。

 アリスはつかぬ間であるものの、痛みを感じたの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ