第2話「女性が手にするのは希望か、絶望か…」
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アリス達はケイン少佐以下のCSAに拘束されていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
拘束されたアリス達は全ての武器を没収され、結束バンドで縛られたうえ、強引に膝まつかされてしまう。
すぐ後ろにアンブレラ兵が一人一人、マシンガンの銃口を頭に向けていた。拘束をされず、ケイン少佐の前に佇むアリスを除いて…。
アリスは問うた。「何故殺さない?」っと。ケインは「ネメシスと君との決闘で《真の最強》を決めるためだ」っとアリスを見下した目をして言葉を返した。
「嫌よ」
アリスは当然、拒否した。何故そんな茶番に付き合わなければならないっと。
「仲間がどうなってもよいのか?殺すかもしれないぞ?」
ケインは青筋を軽く浮かばせてアリスを脅した。
「フフっ、あたしが気にすると思うの?」
アリスはケインが言い放った言葉が自分達を、私を脅すブラフであると思った。
「…そうか、なら仕方が無いな」
アリスは疑問を浮かべた。だが直ぐにハッと気がついた。
アリスはケインが放ったあの言葉が嘘では無いと確信した。だが遅かった。ケインは後ろに素早く振り返ったと思えば懐から拳銃を取り出し、チャールズ・アシュフォードの胸を撃ち抜いた。
「パパ?パパァァア!?」
アンジェラの悲壮な悲鳴がこの場に響き渡る。倒れるチャールズに…父に必死にしがみ付いて抱きつくが既に息はしていなかった。
「そんなっどうして?!起きてよッ、パパァ!パパァァア!!」
「なんてことを…ッ」
「彼は我が社の…アンブレラ社にとって有用な人材だった。ましては雑魚になど用は無い!。大人しく言う通りヘリに乗って避難すれば”こんな事”にはならなかったものを…」
涙が止まらないアンジェラをカルロス、ジル、ロイドは静かにケインが行った”コレ”に歯切りしながらチャールズを見詰めて、その後にケインを睨みつける。その中でもアリスは、その瞳を激しい怒りで炎のように燃え上がり、それはケインに向けられた。
「もう一度言う。戦え!でなければお前の仲間達が風穴を開くことになるぞ」
歯をギリッと噛み締めながらもアリスはカルロス達を横目で見やる。もし断ったら今度はカルロス達の誰かが犠牲になってしまうからだ。
「分かった、あたしはネメシスと戦うわ」
既にアリスとネメシスの一騎打ちとなるようケインは舞台を整えていた。設置型LED照明ライトをアリスとネメシスに集中し、ケインが合図を出したことで、アリスVSネメシスの決闘は始まった。
アリスは当初、武器も無く非常に不利な状況だったがケインは気を遣ってくれたのか、戦いの中で、二本の鉄の警棒をアリスへ投げ渡すことで、アリスはネメシスからの一方的に攻撃
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