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備えなければならない【未完】
まさか、あれは…!
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なるフェイスマスク。背中には赤文字で「アンブレラ社」と社のシンボルを刺繍されたボディーアーマー、タクティカルベスト、M4カービンが装備されている。

 着陸した周囲の安全が確保されたと同時に悠々とオスプレイより出てくる者が一人居た。その人物は純白髪をしオッドアイの女性だった。他の者達と戦闘服と装備を身に着けているのは同じだがヘルメットやフェイスマスクはしていない。

 「ショッピングモールに潜むアンデット共は殲滅。だが数体は捕獲しろ。ヤクザ共及び死刑囚等は出来得る限りは生け捕りだ。…使うからな」

 「了解しました。ゼノビア博士」

 ゼノビアは部隊長に命令を下した。部隊は二つに別れた。一つは屋上から下の階へと通じる道より突入。一つはラペリングをし、合図を受け取ったのち、窓ガラスを突き破って突入を敢行。

 ゼノビアは念には念を、なのか。二重の反転ローターを内蔵した巨大なダグデットファン2基を左右に搭載した黒塗りの汎用ヘリ5機は、周囲を周回しながら警戒をし、モールの敷地内外は地上部隊により完全に包囲。一部の部隊を除いたアンブレラ部隊はシャッターが閉まっている全ての出入口へライフル、ライオネットシールドを構えながら近づいていく。部隊長の指示の元、戦闘員の一人がグレネードランチャーを使って一つの出入り口へ向けて引き金を引く。

 スポ〜ン(グレネードランチャーの発射音)
 ──ドッゴォォォォォォン

 シャッターを破壊し、吹き飛んだことを確認したと同時に部隊長以下数十名(包囲中の部隊、各出入口の歩哨に就く数名を除く)が突入を敢行。

 並びにモール地下駐車場と道路はハンヴィーと及び標準装備仕様の兵達により封鎖。

 「来るなぁ!来るなぁあああ!!」

 「なんでアンブレラの奴等がこんなところに居るんだよ!?聞いてねぇぞッ!」

 乱射乱射乱射乱射と。
 ならず者達からの止まない銃弾の嵐にも、アンブレラは怯ひるむ事なく障害物を利用しながら向かって来ていた。

 既にショッピングモールに入ったアンブレラは各所を次々と制圧していき、残るは2Fにある巨大な監視室に集まっている所が最後の砦であった。現在は組長以下の彼等もアンブレラと交戦していたが戦闘は直ぐに決着が着いた。

 「研究所に連れて行け」

 アンデッドは捕獲された数体を除いて、全て処理された。ヤクザや死刑囚等は拘束され、人を収容することに特化された輸送機へ次々に列を為して中へと歩んでいく。一部の者達は押しのいて、列から逃げ出した。その行動を見ていたゼノビアは戻るよう彼等へ促すが彼等は無視した。ゼノビアは冷笑的な笑みを以って部下に命じ、逃げた数名のならず者達を射殺させた。

 「全隊員、撤収準備に移れ」

 輸送機への積み込みが終わった。もう用
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