戦姫絶唱シンフォギア 無印 After Story
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による実験:@
秘密基地へと戻ったヒルデコピーは、出迎えをしてくれたコピーと共に実験区画へと足を運んでいた。
実験区画は色々あるが、使用目的次第で使う区画は異なる。
現在コピー達がいる実験区画は、コンクリートで出来たまっさらな平地では無い。
広さと地形を例えるとするならば、陸上自衛隊が所有する東富士演習場だ。
とはいえ、此処は地下で、永遠と続いている訳ではない。注意して行う必要があった。
「よし、挑戦だ」
彼女達コピーは何をしようとしているのか?
それは、空を飛べるかの、である。
それも、秘密道具なしで、カウンターサイドの能力で浮遊出来るかどうかの、である。
管理者ことヒルデは転生の際、女神から特典を貰い、その内の一つがカウンターサイドの異能力。
カウンターサイドゲームでは飛行能力が可能なカウンター能力者も存在する。
ノイズとの戦闘の際、ヒルデは今日に至るまで、カウンターサイドの異能力で空を浮遊することは一度たりともしなかった。
理由は勿論ある。
まず浮遊して飛行するのは他と比べて疲労が凄い。制空権を獲得し上から攻撃出来るのは優位だが、デメリットが先記述した通り疲労が凄い。
だがそれでも、ヒルデはしたかった。
折角、特典として貰ったのだ。使用しなければ宝の持ち腐れも同然ではあるが、何よりもゲームでしか出来ないことが、現実で可能となったのだ。
ヒルデは胸を踊らせた。
正確にはオリジナルの記憶があるコピーであるが。
そして遂に、今回担当するヒルデコピーは準備が整い飛び立とうとしており、既に戦術礼装姿になっていた。
どのくらいの時間を浮遊そして飛行が可能であるのか。
疲労はどういった感じか。
担当のコピーの周囲には、コピー達は万が一という事もあり落ちて来た場合を想定して、タケコプターを装着する他、飛び立とうとする地点より少し離れたところでは、固定式のワイヤーを構えるコピー。
固定式のワイヤーは人を空中で捉えることが可能なものだ。
その固定式のすぐ近くでは救護班が待機。
固定式の隣にはクリップボード左手にペンを右手に持った白衣姿のコピーが数人おり、記録する担当であることが伺えることだろう。
「準備は完全に整っている」
彼女は、実験担当のコピーはそう口にした直後、地面より浮き初めた。
地面より浮き始めてから少しして、上昇を初めた。
ある程度に高度を取った彼女は、その場で浮遊を暫し続ける。
高度は100である。
限界高度まで行ったヒルデは飛行する。秘密基地ということもあり、高度上限は低い。
飛行スピードは安全を考慮して、自転車が走るスピードで飛行する。
ただ単
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