暁 〜小説投稿サイト〜
今度こそ、成し遂げてみせる【未完】
第15話「その手は繋ぐ為にあるんだ!皆で力を合わせて倒そう!/まさかこんな事になろうとは…」
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
発目は雪音クリスによって月は掠め、ほんの一部を砕けることで阻止された。2発目も風鳴翼、天羽奏によって同様に。両者は絶唱を使った。だがもう帰らぬ存在となった」
 
 くっ、クリスに翼、お前達のことは忘れないぞ!
 仇は取ってやる! 響がな。
 だから早く起きてくれ! 私だけじゃ無理あるぞ!
 
 「…余力はもう残されていないだろう。貴様は兎も角、地面に転がる立花響は戦うことすらままならない状況だろう。既に発射シークエンスに入っている…今度こそは必ず穿つ」

 ソレを月に砲撃?されると世界滅亡??…現実は非情だな。
 てか我が管理局は何をしているんだ! 私のピンチだぞ!

 ―――もう一人の私に告げる。

 馴染みあるこの声は…! 遅いぞ、いったい何を…っ。

 ―――そう心配するな。

 「…なんだ? 空気を切り裂くこの音は一体…」

 フィーネが疑問に思ったか、私も遺憾ながらお前と同じく同感だ、しかし、私はこの正体を知っている。

 ドカァァーアン!!!

 「な、馬鹿なッ!ガ・ディンギルが…!?」

 ―――私達が居るのだから。

 その言葉と同時に、4つの光が天を貫く。

 一つは蒼、青く澄み渡る翼の光。
 一つは紅、マグマのように輝くクリスの光。
 一つは黄、黄金に輝く響の光。

 夜明けと共に立ち上がる四人。

 希望が絶望の淵より光り輝き立ち上がる。

 純白のギアを纏って翼を羽ばたかせ、響達は空へと舞い上がる。

 さぁ、いよいよ決戦。覚悟は良いかフィーネ?
 反撃の時だ!
しかし、我が管理局の部隊がいないが、この戦力であれば問題ないと考えたのだろう、私も同じ考えだ。

この戦い貰ったな。…しかし、月の欠片落ちて来ないか心配だが、まぁ、落ちてくる訳がないな!
 曇りなき笑顔を内心でしている私は、確信があった。

 …そう、フラグ地味た、いや、フラグを建築していたことを、暫く経った時に知ることになる。

 「――軌道計算、出ました。このままでは、直撃は避けられません…」

 月のほうを注視すると、砕けた月の欠片が、徐々に徐々に大きくなっていくのが分かる。

 ……言うんじゃ、無かったな。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ