第15話「その手は繋ぐ為にあるんだ!皆で力を合わせて倒そう!/まさかこんな事になろうとは…」
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発目は雪音クリスによって月は掠め、ほんの一部を砕けることで阻止された。2発目も風鳴翼、天羽奏によって同様に。両者は絶唱を使った。だがもう帰らぬ存在となった」
くっ、クリスに翼、お前達のことは忘れないぞ!
仇は取ってやる! 響がな。
だから早く起きてくれ! 私だけじゃ無理あるぞ!
「…余力はもう残されていないだろう。貴様は兎も角、地面に転がる立花響は戦うことすらままならない状況だろう。既に発射シークエンスに入っている…今度こそは必ず穿つ」
ソレを月に砲撃?されると世界滅亡??…現実は非情だな。
てか我が管理局は何をしているんだ! 私のピンチだぞ!
―――もう一人の私に告げる。
馴染みあるこの声は…! 遅いぞ、いったい何を…っ。
―――そう心配するな。
「…なんだ? 空気を切り裂くこの音は一体…」
フィーネが疑問に思ったか、私も遺憾ながらお前と同じく同感だ、しかし、私はこの正体を知っている。
ドカァァーアン!!!
「な、馬鹿なッ!ガ・ディンギルが…!?」
―――私達が居るのだから。
その言葉と同時に、4つの光が天を貫く。
一つは蒼、青く澄み渡る翼の光。
一つは紅、マグマのように輝くクリスの光。
一つは黄、黄金に輝く響の光。
夜明けと共に立ち上がる四人。
希望が絶望の淵より光り輝き立ち上がる。
純白のギアを纏って翼を羽ばたかせ、響達は空へと舞い上がる。
さぁ、いよいよ決戦。覚悟は良いかフィーネ?
反撃の時だ!
しかし、我が管理局の部隊がいないが、この戦力であれば問題ないと考えたのだろう、私も同じ考えだ。
この戦い貰ったな。…しかし、月の欠片落ちて来ないか心配だが、まぁ、落ちてくる訳がないな!
曇りなき笑顔を内心でしている私は、確信があった。
…そう、フラグ地味た、いや、フラグを建築していたことを、暫く経った時に知ることになる。
「――軌道計算、出ました。このままでは、直撃は避けられません…」
月のほうを注視すると、砕けた月の欠片が、徐々に徐々に大きくなっていくのが分かる。
……言うんじゃ、無かったな。
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