第14話「陽だまりに翳りなく」
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そんな掛け声と共に地面を蹴りつける男。
するとコンクリートが剥がれ壁を作り上げ、ノイズたちは即席の防御壁にぶつかっていく。突然のことに目を白黒するクリス。
一瞬出来たその隙に男はクリスを抱えて逃げる。
「大丈夫か?」
高身長でガタイがよく、紅いシャツを着ているこの男は風鳴弦十郎。二課の司令官である。
司令官とも在ろうものが何故現場にと思わるかもしれないがまぁこの男の、、言葉が出てこないな。
クリスを抱えて建物の屋上に逃げるがすぐさま追手が来る。
クリスは弦十郎から離れ聖詠を歌いシンフォギアに変身した。
ギアを纏うと手にボウガンを生み出して飛行しているノイズ達を撃ち落としていく。
クリスは弦十郎に此処は任せろと話し掛けるが弦十郎から待ったの声を貰う。
ソレに苛立ち苛立った声で言う。
「こいつらはアタシがまとめて相手にしてやるって言ってんだよッ」
そう言い残すとクリスはノイズ達に向かって突貫していく。
戦場に向かっていく彼女を見て沈んだ悲しげな表情をして思ったことを口に出した。
「俺は…またあの子を救えないのか?」
同時刻、響は悲鳴が聞こえた廃墟ビルへ向かっていた。
響は声を聞きつけ、音源である廃ビルにまで駆け寄り急いだ。中は至る所にコンクリートの破片や人の手で破壊したと思われる跡などもあって様々な物が散乱していた。
響は声を挙げて誰かいないか問いかける。その時、響の直上から【何か】の攻撃がやって来る。響は咄嗟に避け、今居る二階より下に降りようとする。
助走をつけて走り手すりの上を足を乗っけジャンプし空中で一回転のバク転をして華麗に地面へと着地することに成功した。
攻撃をしたで在ろう存在を確認すると大型のノイズが。形状はタコのようである。
ノイズがすぐ近くに居ることに驚き、声を挙げようとするが言葉が口から出ない。どうやら誰かに口を手で塞がれたようだ。誰かの方へ振り向くと未来が居た。
未来は喋らないでとジェスチャーし手を離すと、携帯を取り出した。
どうしたんだろうと響が思っていると、未来が携帯を見せてきた。
響は未来の顔を見る。どうやらメーセージを打ち込んでいたようだ。
だが響は何故打ち込んでいたのか理由が分からなかったが、彼女のジェスチャーで携帯の画面を見た響は理解した。
『静かに、あれは大きな音に反応するみたい。あれに追いかけられて、ふらわーのおばちゃんとここに逃げ込んだの』
何故ならば、未来の後ろには倒れた店主の女性が気を失って倒れていたからだ。
そして、未来の言い分は正解だ。
このノイズは音に反応する。もしも音の一つや2つを出せば、如何にシンフォギアといえど
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