第12話「兆しの行方と謎の女性」
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「なっ!」
「最速で!最短で!真っ直ぐに!一直線にッー!!」
両方の鞭を伸ばし切り、宙に浮いて防御も回避も行えない完全無防備な状態のクリス。
そこへーーー
「ガハッ!」
ドゴオッーン!
響の必殺の拳が直撃し、鎧に穴を開けた。
クリスは地面を抉り吹き飛ばされながら石垣に激突し、叩きつけられる。
必殺の拳、か。
「ねえクリスちゃん。もうやめようよ!ノイズと違って私達はこうやって言葉を交わせるんだよ。ちゃんと話し合えば分かり合えるんだっ」
ん?だが響、話し合うって言っていたのに殴ってる…。
・・・・・・
・・・
今度、響が超食べたいって言っていたプリンを奢ってやろう。
その拳が此方にやって来ないように。
「・・・」
クリスは無言だ。
ふらつきながらも顔が赤くなって睨んでいる。
「…むなくせぇんだよ、嘘くせぇ…アホくせぇッ…信じられるかよっお前等が、お前の言うことなんてッ!!」
鞭を仕舞うクリス。
なんだ攻撃しないのか。口と行動が逆だな。
まぁだが、これで戦いが終わった。さぁて、早く帰って…。
「…吹っ飛べよっ。アーマーパージ(装甲分解)だ!!」
アーマー、なんだって?
そうクリスが叫んだ瞬間、彼女が纏っているネフィシュタンの鎧が輝き、自身をも光に包み込まれた。
次の瞬間、鎧が砕け無数の破片へと変えて辺り一帯を襲った。
咄嗟に響はガードするが、ガードするよりも先に、翼は空から巨大な剣を私達の前に突き刺し守った。それにより、私達が立っている場所の被害は微被害となっている。
守りきった巨大な剣は役目を果たしたのか、砕け散った。
樹木が貫通したり、
折れたり、
地面に穴を開けたり、
などなど、周囲の被害は目に分かる程、視界に映っている。
私は唖然としてしまう。まさかこれだけでこれとは・・・。
幸いにも自分は被害が無かったからよかったが・・・。
『Killter Ichaival tron』
土煙が続く中で、私は詩を聞いた。
「聖詠、だと!?」
まだ何かあるというのかクリス!…聖詠だと!?
土煙が晴れると赤を主調としたドレスのようなスーツ…シンフォギアを纏うクリス。
…第二ラウンドの始まりか。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
響達とクリスは戦闘を再開した。
ヒルデは彼女達より離れた距離で少し唖然と驚愕をしながら成り行きを見ていた。
距離離れてるんなら帰ればよいと思うがソレが出来なかった。
秘密道具が入ったスペアポケット落としたから。
この
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ