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彼は いつから私の彼氏?
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いた。

 お母さんも迎えに来てくれていて、帰り道で

「いいお友達達ね 水澄が離れたくないのはわかるけど、まさか あなた 変な気おこさないでね」

「変な気って? ・・・ 私 お母さんの娘だよ! お母さんが喜んでくれるんだから、全力でぶつかっていくわ! 絶対 お母さんと笑顔で抱き合うんだぁー」

「水澄・・・あなたは お母さんの娘だっていうことだけは 確かよねー」と、ポツンと思いつめたように言っていたのを、私は覚えている。

 そして、次の朝。お母さんが付き添って行こうかというのを断って、私は、智子から渡されたテープの巻いたのと翔琉とのミサンガを握り締めて、会場に向かったのだ。余計なことは考えない。ここまできたら、絶対に合格するんだと。


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