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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『過ぎた事を気にするよりも前に進め!』
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え〜 画面の前の皆様、

突然ですが私、黒帝 零は今とある神社にいます。

何故なら……、

「グルアァァァッ!!」

「零お兄ちゃん ソッチに行ったの!」

ジュエルシードを取り込んだ犬がいるからさぁ!

てかもうアレ犬の大きさじゃないよ!

「コッチくんな!『烈蹴撃』!!」

ー蹴・撃ー

「キャインッ!!」

俺は気を込めた回し蹴りで犬を蹴り飛ばす。

気を込められた事によって強化された脚力による回し蹴りは零の体格を遥かに超える憑依体の身体を容易く空へと押し上げる。

「アクセルシューター!!」

ー魔法弾連発ー

空へと蹴り飛ばされた事によって空中で無防備になったところをなのはの魔法弾の連発で魔力ダメージを与え、

「『貪り喰らう魔狼縛りし荒縄』(グレイプニル)!!」

何もない空間から突然現れた紐によって犬は拘束されたところを、

「ディバインバスター!!」

なのはの放つ桜色の砲撃に包まれる。

「今だ! 封印を!」

なのはの砲撃で弱ったのを確認したユーノが封印を急かす。

「リリカルマジカル ジュエルシード シリアルXVI封印!!」

数本の桜色の帯が犬の身体を拘束し、

蓄積された魔力ダメージによって結合が弱くなり剥がれたジュエルシードがなのはに封印される。

「封印完了なの」

「しかしこの前の思念体だっけ? よりも厄介だな」

なんというか思念体は一応の物体はあるものの基本的に脆い感じがするが、

物体に取り憑いた場合は媒介となったものの特性とかも使って来るから面倒だ。

「ジュエルシードによって得た強大な魔力と身体の変化が厄介ですね」

ジュエルシードの持つ魔力は単体でもかなりのものである上に出力が不安定で原作であったように扱い方を間違えれば簡単に次元震が起こせるだろう。

「たしかになの」

「まぁ なのはも魔法になれてきたみたいだから戦いは楽になってきたけどね」

俺はなのはの頭を撫でながら言う。

正直この子の上達具合は凄い、前回の戦闘からまだ僅かな時間しか経っていないのにもう シューター・バスター・シールド・バリア・封印を自由に使えるようになったのだから。

「にゃはは」

相変わらず猫のような笑い方をするなのは。

「なんか嬉しそうだな?」

魔法を使えるようになったせいなのかとても嬉しそうに笑うなのは。

「だってこんな風にお兄ちゃんと一緒に居られるんだもん!」

そんな事言われたら照れるぞ!

「そうか……さて、時間も時間だから帰りますか」

俺は照れ隠しに帰宅する事を提案する……それにもう時間的にも夕暮れだし。

「あっ! 零お兄ちゃん!」

「なに
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