第8話「お前、マジか」
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る為のようだ。
忍者が懐から出したのは銃では無く、手錠であった。
私はとんだ勘違いをしていたようだ。はぁ〜。
その後、忍者とシンフォギア組のエスコートにより響を車に乗せ、本部へと向かった。私もである。
暫くして私達を乗せた車はリディアン音楽院にたどり着いた。
学園内の中央棟に入り、やがては中央棟のエレベーターに乗り込んだ。
「さ、危ないから手すりを掴んでください」
「危ないってどいゆう…ダヒャアァァァ」
どんな人でもこのエレベーターに初めて乗ると必ずこのような反応が出ること間違いなし。響のように。
しかしながら、忍者は関係ないが高速で下降しているのに関わらずスカートがめくれないのは実に不思議だ。
最初は真っ暗だったが突如明るくなる。見渡すとそこには意味深な壁画や文字がビッシリ。
巨大な空洞の中にはエレベーターがポツンと。
私はこのエレベーターに乗ってコレを見ると宗教施設に入ったのでは、と錯覚する。必ずな。
初めは割とガチでそう思っていた。
しかし…、
「この状況、二年前を思い出す。もしやまた準備しているかもしれないな」
きっとあの時と同じだろう。
「え、えっ?なんの準備ですか?」
響が困惑する中、エレベーターは止まり、扉が開かれる。すると…、
「ようこそ!人類最後の砦、特異災害対策機動部二課へ!!」
両手を広げ、ウェルカムな構えの司令官を筆頭にクラッカーとトランペット、そして拍手が出迎えていた。…私は頭を抱えた。やっぱり、か。
その後は色々と楽しいことをして司令官が明日来てもらえるかの説明を響にしてお開きとなった。
次の日、響が纏うシンフォギアについて分かったと連絡が入り二課にたどり着くともうすでに二課の皆と響がいた。
説明云々を聞いた響。司令官と腹黒眼鏡女より理解出来たか質問あるかを聞く。反応はというと…、
「えっと、さっぱりわかりません!」
苦笑いの響きにシンフォギア組とオペレーターの二人は頷く。息ピッタリ。
ちなみに響がペンダント(聖遺物)無しにシンフォギアを纏えたのは、胸の中にある小さな聖遺物の破片によるものだそうだ。
響がシンフォギアをまとえる理由が分かり、司令官である風鳴が協力を仰ぎ、響は受諾。
本日はこれにて解散となった。
解散後、櫻井了子は曇り無き笑顔で響を見ていた。そうそう、腹黒眼鏡女の名前はこれだったな。
しかしこの女、なんて顔をしているのだ。気づかれないようにしていたようだが私は気づいたぞ。
アレは好奇心に満ちた顔だけではない。まるでマッドサイエンティストのそれだ。
きっとこう思ってる
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