第6話「ノイズ対策会議」「あれから2年」
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ディカルチェックに加え、聖遺物の管理や二課本部の防衛システム構築など、特異災害対策機動部二課の主要技術を一手に引き受ける。
呑気でマイペースな性格だが【出来る女】や【天才考古学者】を自称する自信家としての一面を覗かせる。私が悪役眼鏡女と常に内心で思っている人物。
そんな彼女でさえも直せないという事実に奏含む二課の面々はショックを受けた。私もよr…悲しんだ。
そんな奏であるが気持ちを入れ替えたのか、前を向いて二課の職員として働いている。
ちなみに二課の面々との関係は良好である。特に翼と奏。
今後も仲良くせねばなるまい。後ろから通り魔の如くグサッと刺されたくない。
そんな私は今日、朝の日課でもあるランニングをしていた。
服装は動きやすい体操服にジャージ。
ランニングは楽しい。
日常にあるストレスを忘れ、好きな音楽を聞き、誰に邪魔されることなく、時間も場所も選ばずに自分のペースで気持ちよく汗をかける。
ランニング時間は人にはよるだろうが私は1時間やっている。二度言うがランニングは楽しい。本当に。
「もう時間か」
腕時計からタイマーが鳴ったことで、ランニングは終わりを迎えた。
私はランニングで出た汗をハンドタオルで拭き取り、その後は自販機に立ち寄り水分補給をしていた最中…、
「おはようございます!ヒルデさ〜ん!」
「おはようございます、ヒルデさん」
顔なじみのある声が私の耳に入ってきた。私は振り返った。そこには…、
学生服を着た2人の少女がいた。この2人は『立花 響』と『小日向 未来』。リディアン学院に通う女子高生だ。
本来なら他人であった筈が【ある事】を堺に他人では無くなった。
ある時、気分転換に外に出かけていた時だった。なんと路地裏にて傷つけられている響と捕まっている未来を目撃したのがきっかけ。
無論、私は助けた。救いの手を差し伸ばすということは綺麗は心を持っている証拠だ!、と思いつつ。
響と未来を路地裏から出した後、何故こんなことをしているのかを聞くが……正直さっぱり分からなかった。
それだけの理由で?っと私は呆気に取られた。ナイフを向けられた時も呆気に取られた。……ひぇ。
ナイフを向けられた私は何か武器はないかと胸ポケットを手探りで探っていると、音を立てて何かが足元へと落ちた。
レプリカの人の手だ。それも、”血まみれ”のレプリカの手。本物の人間の手のようなレプリカの手。
こんなもん何の役に立つのかと笑っていたら、悲鳴を上げながら散らすよう奴らは逃げていった。
そんなに驚くことは無いだろうに、と私は思っていた。血では無いというのに。…地味にショックだった
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