第6話「ノイズ対策会議」「あれから2年」
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の出番だな」
「では逆世界へと本拠地を移す。いいな?」
『異議なしに決まっている!』
「ん?しかし我々がいるこの秘密基地はどうなるんだ、管理者?」
「そのままだな。私達が築いた秘密基地だぞ?簡単に捨てれる訳が無い。それに…」
『それに?』
「そもそも秘密基地がバレたというのは、あくまでも可能性」
単にそのように強く思い込みをしてしまった、という事もあるしな。
もしバレたのなら秘密基地へと突入されていてもおかしくはない。ということは、だ…
『勘違いだな!』
になる。ホっと安堵の息を漏らす私達。よかったよかった。
「纏めるぞ。…今後、実験する際は逆世界にて行い、収容しているノイズを逆世界に移送し、本拠地を逆世界に移す方針とする」
秘密基地に関しては放棄する訳ではない。支部のような扱いとなる。
「ノイズ対策に関しては逆世界にて行えばいい。ノイズ対策会議は一先ず終了とし、逆世界にて再びノイズ対策会議を開く。実証実験も含めて、な」
では解散としよう、と付け加えて本会議の区切りとした。
*コンサート会場での悲劇から二年が経過した今日。
そういえば二課に所属している【情報部】のコピーは今なにをしているのだろうか…?
皆の者、こんにちは。私はヒルデ。二課に所属しているコピーである。
二課に所属している私であるが実は管理局の情報部に所属する者なのだ!…誰に言っているのだろか。
ゴホンっ……二課に所属している理由として収容違反発生の出来事を隠し通す為。2年の月日が経った今日においても変わらない。
この2年で色々な事があった。
その内の一つが天羽 奏がシンフォギア装者より退いた事。理由としては自身のシンフォギア【ガングニール】が酷い損傷を受けた為。
シンフォギアについておさらいしておくと…聖遺物の欠片から生み出された【FG式回天特機装束】の名称。変身する際は聖遺物の欠片が必要。聖遺物の欠片は翼と奏が常に身につけている赤いペンダントを指す。
このシンフォギアシステムを運用する者を装者と呼称。身に纏う者の感情や想いに共振・共鳴し、旋律を奏でる機構が内蔵されているのが最大の特徴。その旋律に合わせて装者が歌唱することにより、シンフォギアはバトルポテンシャルを相乗発揮していく。…だったか?
そんなシンフォギアの一つ、【ガングニール】が先の通り酷い損傷を負った。その損傷はシンフォギアシステム開発者である『櫻井了子』でも完全に直せない程。
櫻井了子…シンフォギアを初めとする異端技術【聖遺物】を動作させる櫻井理論の提唱者である。年齢は34歳。
シンフォギア適合者達のメ
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