第3話「未知との戦い」「わぁ可愛い」/「何者?」
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「心遣い感謝する」
本当ありがとう、ありがとう。君なんか体調悪そうにハァハァしてるから大事にな?
さて、コンサート会場に向かうか。楽しみだな。
*そして時は進みコンサート会場。
私は彼女から貰ったチケットを持って会場に向かった。
会場の規模に驚いていると突然風に乗って紙が飛んできた。
それをキャッチすると今度は女の子がやってきた。紙の次は女の子か。中学生か?
「あの、それ私のチケットなんですけど…!」
「あぁ、お前のだったのか。ちゃんと持て」(お嬢さん、ちゃんと手に持った方が良いよ)
「あっはい!ありがとうございます!」
手にした紙が女の子のチケットだと分かり、すぐに返すと礼を言いその場を離れる。
あの様子だと相当楽しみだったんだな、このコンサートが。
その様子を見て私もコレからのが楽しみになってきた。
会場に入りチケットに書かれている席に座ってしばらく待っていると、突然と会場が暗くなった。
もしやと思い心待ちにしていると歌が流れだし、ステージライトが点く。
ステージライトが点いた瞬間にステージの中央から二人の女性が現れた。
赤と青、対照的な髪色をした二人『天羽 奏』と『風鳴 翼』の登場に観客のボルテージは急上昇。
かくいう私も急上昇!
そして会場内に二人の歌声が響き渡る。
「…ほう(やはり生だと迫力が伝わって良いな!)」
魅了されながらも最後まで静かに聞き惚れているといつの間にか歌が終わってしまったが、観客たちのアンコールの掛け声が響く。
かくいう私もアンコール!
「よっしゃあ!もっと盛り上げていくぞー!!」
その掛け声にさらに会場内は盛り上がっていく。
*そして時は進み恐怖の場面へ。
ライブ中に起こった突然の爆発。
会場はまさに、阿鼻叫喚と呼ぶに相応しい。
観客はこの突発的な事態に混乱しながら、我先にと出口へ雪崩れ込む。
それに引き寄せられるかのように飛来する『何か』。
「きゃーーー!?」
「ひ、ひぃ!? 助け……!」
「いやだぁぁぁっ!死にたくな〜い!!」
皆ありがとう、私の気持ちを代弁してくれて(恐怖)。
いやアレ何?着ぐるみが人を襲っている?という空を飛んでるのもいるぞ。
沢山の種類がいるのだな。ウサギにブドウに空輪にオタマジャクシ。
全く、何を逃げまとっているのだ。これは私含むお客さんを楽しませる為のサプライズプレゼントではないのか?
着ぐるみは進化したのだな。空まで飛べているのもあるのだから。
「こっちに来たッ、誰かッ助け…」
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