第2話「備えよ」
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「どうした、私?」
「いや役職とか組織とか決めてないけど大丈夫か?オリジナル」
あぁその事か…。
「問題ない。既に決まっている」
「そうなのかオリジナル?まぁ同じ私だから考えてること分かるんだけども」
「それでも聞いてみたくなるよな?」
「同じ私だからな」「同じ私だからか、気兼ねなく話せるし表情も口調も崩せるから好きだ」
「人前だと何故か強制的に表情とか口調が堅くなってクールになるよな?」
「まぁ安全だと分かってるからね、此処」
オリジナルである私がそう発言をすると、コピー達がすぐに会話を中断する。
「まずは組織名は【管理局】」
「初期メンバーである君たちは【セブンシーニオオフィサー】とする」
日本語にすると七人の最高幹部。
英語で言ったのは…その、察して欲しい。
「君たちには黒い管理局の腕章をつけてもらう」
与えた理由としては増えるコピー達と区別するためのものだ。
この黒は最高幹部としての証。
ちなみに私は赤。
「そうなるとオリジナルは…」
「【管理者】だ」
何故かって?作中のヒルデと同じく謎を呼ぶ存在だからだ。分かっていることは管理局の創設に関わり世界を守護すべく組織を率いる(陰ながら)ぐらい。
後はまぁ響き良かったから。
「最後に方針だが決まったことは特に無い。あるとするならこの世界について知ることと未知の脅威への対抗策として人手不足を解消と開発を行ってもらいたい」
『了解した』
返事をありがとう。
「ではコレにて【コレから何を為す?】会議を終了とする」
『お疲れ』
よし、基盤も出来たことだし、外にでも行くか。
「管理者、外に行くのか」
「あぁ、気分転換にな」
「じゃあ情報収集よろしく」
パシリがやってきた。
「おいコラ、パシリするなよ??」
「大丈夫大丈夫、私達もする」
「それ絶対やらない奴のセリフだからな?はぁ誰に似たのやら」
『オリジナル』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
…分かったことがある。
まずは地球であり科学文明であること。
コレには驚いたがどうやら歩んできた歴史が違うようだ。
特典が付与されたからか言葉は分かるし書くことも出来た。出来なかったら大変困る。
年数の方は差があり20年程ある。
此処までは良い。此処まで良いのだ。自分は今現在、危機的状況に襲われている。
私は某コンサート会場のとある一角に立っている。
会場はまさに、阿鼻叫喚と呼ぶに相応しいだろう。
観客はこの突発
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