第2話「備えよ」
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いる!
「分かっているな」「流石は私だ」「お褒めの言葉を感謝するぞ私」「浪漫の実現到来、か」「遂に、か」「オリジナル!秘密基地採用を!」
…確かに前世より夢見たことが実現出来るが出来ることに高揚しているのは分かる。この私もそうだ。
分かるのだが……なんか凄い。語彙力が無くなってしまう程に凄い。これが自分同士での会話なのか……。
あ、瞬時に落ち着きを取り戻したな皆。かくいう私も。
『ではさっそく秘密道具の出番だな』
「あ、あぁ、地下工事マシンを使う」
【地下工事マシン】とは設計図を描いてこの機械に入れ、『コンクリートボンベ』を上に乗せバルブをひねると、地下に思い通りの基地が出来上がる。
「これより、設計図を作成する」
私は合図を出した。よし、取り掛かるぞ!
ーー数十分後ーー
『この内容でどうだろう?』
完成だ!
内容は以下の通りーー
地下一階層 ロビー、警備区画、通信室、電力供給室。
地下二階層 警備区画 通信室、武器庫、トイレ。
地下三階層 実験区画 収容所、電力供給室、警備室、トイレ。
地下四階層 建造製造区画 艦船、武器、兵器、戦闘機器、格納庫、武器庫、研究所、工房、通信室、警備室、電力供給室、トイレ。
地下五階層 職員区画 カフェテリア、ランドリー、バスルーム、トレーニングルーム。食堂、レクリエーションルーム。
地下六階層 特別区画 資料室、備品倉庫、司令場、管理部、通信室、会議室、電力供給室。
以上。
「ーーー問題ないだろう。設計図は出来上がった。気合入れてやっていこうか」
『了解した』
「まぁやることは設計図を入れて、コンクリートボンベセットしてバルブひねってボタン押すだけの簡単な仕事だけどな」
『ハハハ』(笑い声)
「ハハハ、じゃあボタン押すぞ?ポチっとな」
地下工事マシンは作動を開始した。
ーー1時間後ーー
私はコピー達と共に完成した秘密基地に入り出来を確認していた。判定結果はーー
『素晴らしい!?』
予想以上の出来に会見一致の言葉!全員同一人物だから当然か。
「まさか秘密道具に此処までのことが出来るとは」
「いやはや、これは驚かない方が無理があるというもの」
まったくもってその通りだとも。
まさに近未来の見た目だし構造だし、言葉で表すことがとても難しい程に良く出来ている。
秘密基地は見事に完成! 何度も言っているが本当に素晴らしい。…あ、そうだ。
「そういえば…」
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