第15話 脅威!日本攻略作戦
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果てた。
しかし、ウルトラマンも殆どのエネルギーを使い果たしガックリと肩を落としていた。
(エ、エネルギーを使いすぎた…これでは暫くは動けそうにない……)
無念の思いを胸にウルトラマンは大空へと飛び去っていった。
***
大阪に向ったダンは早速ウルトラセブンへと変身し機械獣と対峙した。
だが、そのセブンも機械獣を相手に苦戦を強いられていた。
(強い…これが機械獣なのか? 今まで戦ってきた怪獣よりも遥かに強い)
セブンが思っていた通りだった。
この機械獣の武器は両手の鉄球と頭部の炎だ。
それらを巧みに操りセブンを苦しめていた。
(余り光線は使いたくなかったが、此処は一旦距離を開けて…)
光線を使えばそれだけエネルギーを消耗してしまう。
そうなれば他の場所へ救援に行く事が出来なくなってしまう。
そんな思いの為躊躇していたが最早そんな事を考えていられない。
一旦距離を開けて両腕をL字型に象る。
ワイドショットを打とうとしたのだ。
だが、そんなセブンに映ったのは機械獣の放った鉄球であった。
(ぐはっ!)
鉄球を諸に食らってしまい吹き飛ばされてしまった。
当たり所が悪かったのか体が思うように動かない。
そんなセブンに向かい機械獣が頭部の炎を放ってきた。
(ぐっ! これが機械獣の戦い方か…名前の通りだとは)
今更ながら機械獣の名前の由来に納得するセブン。
その時、額のビームランプが点滅しだした。
エネルギーを消費し過ぎたようだ。
(此処で倒れたら大阪が壊滅してしまう。それだけはさせん!)
トドメとばかりに機械獣ゴーストファイヤーV9が両手の鉄球を一斉に放ってきた。
セブンは頭部のアイスラッガーを手に持ち鉄球の鎖の部分を断ち切る。
鎖から切り離された鉄球が宙を舞い、やがて地面に突き刺さった。
鉄球を失ったゴーストファイヤーがうろたえる。
そんなゴーストファイヤーに向かいセブンはアイスラッガーを投げた。
光に包まれながらアイスラッガーは機械獣を縦一文字に切り裂く。
やがて機械獣を切り裂いた後、戻ってきたアイスラッガーをセブンは頭部に戻し、今度こそワイドショットで機械獣にトドメを刺した。
真ん中から真っ二つにされた後、ワイドショットによって粉々にされた機械獣の残骸が辺りに散らばる。
しかし、セブン自身の消耗も相当であった。
(ぐっ、これではウルトラマンやスーパーロボット達の所へ行くのは無理か…無念だ)
苦虫を噛み締める思いを胸に、セブンもまた大空へと飛び去っていった。
***
九州へと急行したゲッターチームが見たのは九州を蹂躙している最中のメカザウルスの姿が
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