第15話 脅威!日本攻略作戦
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懐からベータカプセルを取り出した。
ウルトラマンは常識を超えた力だ。
使い方を間違えれば世界を破壊しかねない恐ろしい力となる。
だが、ハヤタは間違えない。
彼の心に正義の心が宿っている限り、彼は間違った使い方をしないのだ。
「ビートルの自動操縦モードセット。行くぞ!」
決意を固め、ビートルから飛び降りたハヤタはベータカプセルを天高く振り上げてボタンを押す。
眩しいフラッシュが放たれ、その光を浴びたハヤタは光の巨人ウルトラマンへと変身した。
地面に降り立ったウルトラマンを確認した機械獣が今度はウルトラマンを標的に定めて突進してくる。
凄まじいスピードであった。
咄嗟にかわしたウルトラマン。
微かに掠った箇所に僅かな痛みを感じた。
(恐ろしい威力だ。まともに食らえば私とて危ないな)
ウルトラマンはヒヤリとした。
あの機械獣の突進をまともに受けてしまったらウルトラマンと言えども串刺しになるのは間違いない。
そんなウルトラマン目掛けて再び機械獣が突進してきた。
地上では不利と判断したウルトラマンが上空へ飛び出そうとした。
だが、その直後機械獣トロスD7の背中の棘がミサイルとなって襲い掛かってきた。
(何!)
完全に予想外の攻撃だった為に対応に遅れてしまいミサイルを全段その身で受けてしまった。
煙を巻き上げながら地面へと激突するウルトラマン。
(くっ、何て威力だ…間違いない、この機械獣は確実に私達の戦闘データを元に作られた機械獣だ)
片膝をつきながらウルトラマンは機械獣を見た。
今までの機械獣よりも遥かにパワーが増している。
それだけでなく、戦闘方法もより獣らしくなっている。
これでは怪獣と戦っているのと何ら変わらない。
嫌、下手したら怪獣よりも厄介な相手かも知れない。
そう思っていた時、胸のカラータイマーが激しく点滅しだした。
(時間がないか…仕方ない…出来れば使いたくなかったが…スペシウムで仕留めるしかない)
ウルトラマンとしては出来れば肉弾戦で倒したかった。
その後に他の場所へ救援に向いたかったのだ。
だが、相手がこれだけ強い以上最早手段は選んでられない。
突進してくる機械獣に向かいウルトラマンは両腕をクロスして十字型に象った。
その手から白銀のスペシウム光線が放たれた。
スペシウム光線は突進してくるトロスD7に命中する。
しかし、それでもトロスは突進を止める事はなく、ドンドンウルトラマンへと接近してきた。
(こうなったら、フルパワーで!)
ウルトラマンのスペシウム光線の出力が更にアップした。
光線の幅も更に大きくなり、トロスD7を覆い尽くす勢いで放たれた。
それを浴びたトロスD7も流石に耐え切れなくなったのかウルトラマンの目の前で爆発し
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