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スーパーヒーロー戦記
第15話 脅威!日本攻略作戦
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トカゲだらけの部屋の中に閉じ込めておいただけさ」

シニカルに笑いながら隼人がそう言った。
が、それを聞いた女性陣は皆凍りついた。
もし自分がそんな事されたら間違いなく失神する。
っと、言うより男でも絶対にそんな部屋に入りたくない。
そう思えた。
しかしそのお陰でどうにか武蔵の爬虫類嫌いは克服できたようだ。

「これでもうトカゲを見ただけで逃げ出す事は無さそうだなぁ、武蔵」
「嫌な記憶を掘り下げるなよ甲児」

武蔵にとっては嫌な記憶のようだ。

「何にせよ、君達が加わってくれればとても有り難いよ。ゲッターチームの皆、今度の戦いは是非頼らせて貰うよ」
「任せて下さい。機械獣如きに俺達の国を荒らさせたりはさせませんよ」

そう言ってハヤタと竜馬は互いに固い握手を交わした。
その時、激しい警報が鳴り響いた。
どうやら機械獣の進撃が開始されたようだ。

「エイミィ、敵の進撃図を」
「すぐに出します」

画面上に日本の図面と共に機械獣が出現したポイントを印で表した。
三体の機械獣がそれぞれ東京、大阪、名古屋の三つの都市に出現したのだ。
それぞれの地点で機械獣達が我が物顔で暴れまわっている。

「どうやら現れた機械獣は三体のみのようです」
「へっ、あしゅらの野郎たった三体で俺達を倒せるとでも思ったみてぇだな。その思い上がりを後悔させてやらぁ!」

自信たっぷりに甲児が言う。
今の彼等の元には新たにゲッターが加わった。
これなら多少は戦える。
そう思った矢先であった。

「待って下さい! 九州地方にメカザウルスが出現しました!」
「なんだって!」

これは予想外だった。
まさか機械獣の進撃を受けてメカザウルスまでもが出現したのだから。

「メカザウルスは俺達が食い止めます。各都市の方はお願いします」
「だったら僕は東京に行く、ダンは大阪へ行ってくれ」
「分かりました」
「そんじゃ俺は名古屋に行って来るぜ!」

甲児が意気揚々と宣言した。
だが、更に悪い事は立て続けに起こってきた。

「艦長、今度はショッカーが動き出しました!」
「何だって! 場所は何処だ?」

途端に本郷の顔色が変わりだした。
彼としてはショッカーを放っておく訳にはいかない。
故に切羽詰った心境になっているのだと言う。

「現在ショッカーは…原子力発電所を占拠した模様です」
「原子力発電所だって? 何でまたそんな所を?」

甲児が首を傾げた。
ショッカーの狙いは恐らくエネルギーの独占である。
未だ光子力やゲッター線が普及していない現代、人類は未だに古いエネルギーとして原子力に頼る他ない。
その原子力の中枢が原子力発電所なのだ。
其処を制圧されれば日本は大きなエネルギー問題に陥り、
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