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スーパーヒーロー戦記
第15話 脅威!日本攻略作戦
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傷設定にすれば憑依者を傷つけずに封印出来ます。ですが、あれだけの規模を封印破壊するには相当の魔力を用います】
「つまり出来るんだね?」

なのはが知りたいのは其処であった。
要は出来るのか出来ないのか。その二つに一つなのだ。
だが、レイジングハートの口から確かに出来ると聞いた。
ならばする事は一つしかない。

「あの、私が収束砲を撃ちます。だから、時間を作って貰えますか?」
「あれを封印出来ると言うの?」
「多分」
「…」

少女は悩んだ。
このままジリ貧の闘いをしていてはその内魔力が尽きて自分達もロストロギアの餌食となるだけだ。
だったら僅かながらも可能性のある方法に賭けてみる方が良さそうだ。

「分かった。時間稼ぎは任せて!」
「有難うね。えぇっと…」
「フェイト。私の名前はフェイト・テスタロッサだよ」
「うん、お願いね! フェイトちゃん」

なのはは頷き収束砲の発射準備の為に魔力チャージを行った。
その間、フェイトはなのはに迫り来る枝を切り払っていった。

(フェイトちゃんが頑張ってる。私も頑張らないと…)

レイジングハートの穂先をロストロギアの中心部へと差し向ける。
チャージ時間からして撃てるのは恐らく一発。
それを外せばロストロギアの猛反撃を受けてお陀仏は目に見えている。
現に目の前で戦ってるフェイトの顔色からも疲れが見えていた。
これ以上は長く戦えない。
絶対にこれで仕留めなければならない。

【チャージ完了! マスター、いけます】
「うん。行くよ、ディバインバスター!」

なのはが叫ぶと共に桜色の巨大な魔力砲が巨大なロストロギアを覆い尽くしていった。
その姿はミルミル内に崩壊していき、やがて姿形は完全になくなってしまった。
そして、その中から二人の少年少女が気を失って倒れており、その近くにジュエルシードが転がっていた。

「や、やった! やったよ」
「凄い…あれだけの魔力を持ってるなんて…」

なのはは喜んでいたがフェイトは内心恐れていた。
これだけの強大な魔力を持った者と戦って果たして勝っていけるのだろうか?
今でこそ技術面で勝っているだけでありそれで追いつかれたら恐らく勝ち目は薄い。
ならば今の内に亡き者にしておくのが利口と言える。

「やったよフェイトちゃん。私達の勝ちだね」
「え? う、うん…そうだね」

だが、フェイトはそんな事出来なかった。
こんなにも無邪気に接してくるなのはを傷つける事がフェイトには出来なかったのだ。
だが、ジュエルシードともなれば話は別だ。
彼女に渡す訳にはいかない。

「なのはって、言ったよね」
「え? うん」
「なのは…ごめん!」

そう言ってなのはを激しく突き飛ばす。
空中の為バラン
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