第15話 脅威!日本攻略作戦
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ち直った本郷が立ち上がり、三人が並び立つ。
その雄雄しき姿に11体怪人達がたじろぐ。
「猛さん」
「ルリ子さん、見ててくれ。これが俺の宿命。そして、俺の戦いなんだ! 行くぞショッカー!」
「おのれぇ、裏切り者諸とも殺してしまえ! 掛かれぇ!」
三人のヒーローと11体怪人の激闘が始まった。
数ではショッカーの怪人達が勝っていた物の、三人の固い絆で結ばれたヒーロー達の前では無力であった。
「天空真剣。稲妻二段切り!」
「ズバットアタァァァック!」
「ライダァァァキィィィック!」
三人のヒーローの前に次々と倒される怪人達。
遂には一人だけとなってしまった。
「くっ、こうなれば発電所を爆破してこの国を放射能で汚染してくれる!」
「そうはさせるか! ロム、ズバット、頼む!」
「分かった!」
「任せろ!」
二人は頷きライダーの前で肩を組み土台となる。
その土台を踏み越えてライダーが空高く飛翔する。
「なにぃ!」
「トドメだ! 俺達三人のヒーローの一撃を受けろ! ライダー三倍キィィィック!」
三人のヒーローの合体技とも言える蹴りが炸裂した。
それを食らった怪人は部屋の最果ての壁にまで吹き飛ばされてそのまま地面へと崩れ落ち、やがて灰となり消え去ってしまった。
残ったのは仮面ライダーと怪傑ズバット、そしてロム・ストールの三人となった。
「有難う。ロム、ズバット」
「気にしないで下さい。共に正義の為に戦う同士を放ってはおけなかっただけです」
「それにさっきも言っただろう。何時ぞやの借りを返しに来たってな。これでお互い貸し借りはなしだぜ」
ロムは丁寧に答え、ズバットこと早川健は多少皮肉掛かった言い回しをした。
そんな二人に本郷は一言礼を言い、そしてルリ子の元へと歩み寄った。
「ルリ子さん、怪我は無かったかい?」
「猛さん、何故、私の事を守ってくれたの?」
「俺は、貴方にも、貴方のお父さんにも恨みなんて抱いちゃいない。只、俺は誰も殺したくなかったんだ。これ以上、俺みたいな犠牲者は出したくない。その為にも、俺はショッカーと戦う」
猛は拳を握り締めた。
晴れてルリ子の誤解も解け、改造人間としてのジンクスを乗り越えた本郷猛。
だが、彼が元の人間に戻る事はない。
彼は未来永劫孤独のままなのだ。
だが、彼は決して嘆きはしない。何故なら、彼は人類の自由と平和を守る正義の『ヒーロー』なのだから。
***
ユーノと共に海鳴市に戻ったなのはが見た物は、全長約20mはあろう巨大な木になったロストロギアであった。
「す、凄い大きい」
「多分、人間が起動させちゃったんだ。あれは今まで以上に強大なロストロギアだよ」
とんでもなかった
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