第15話 脅威!日本攻略作戦
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うに見ていた。
そんな甲児を無視するかの様にあしゅら男爵は話を続けた。
【今から1時間後、我等は自慢の機械獣軍団を操り、アジアの小さな島国、日本を攻略する!】
「何だと!」
【だが、この作戦はほんの前哨戦よ。日本を攻略した暁には、その地を拠点に全世界を侵略する事を此処に誓おう。日本国民よ、貴様等は一番早く地獄へ行ける事を幸福を知るが良いわぁ!】
その言葉を最後に映像は途切れてしまった。後にはブリッジの気まずい沈黙だけが残されるのであった。
「この映像が今から丁度50分前に送られた映像よ」
「つまり、後10分後にはあしゅら男爵が放った機械獣軍団が日本を攻撃するって事になるんですか?」
甲児の問いにリンディは静かに頷いた。
かなり不味い事になった。あしゅらがあそこまで自信を持って宣戦布告をすると言う以上、今までのとは桁違いの機械獣を繰り出してくるに違いない。
しかし、現状で機械獣に対抗出来る者と言えばマジンガーZ、そして二人のウルトラマンしか居ない。
だが、戦線が拡大すれば地球上で3分間しか戦えないウルトラマンでは無理がある。
せめてもう一人機械獣と対抗出来る力が欲しかった。
現状では明らかにマジンガーZ一体では戦力的に不足気味なのだ。
「リンディさん、現状だと我々だけで機械獣軍団と対抗するのは難しいと思われますが」
「確かに、ハヤタさんの言う通りね。でも安心して頂戴。今しがた頼もしい仲間が到着した所よ」
「頼もしい仲間ですって?」
ハヤタ達が首を傾げる。
丁度その時、後ろの扉が開き、誰かが入ってきた。
振り返った時、其処に居たのは三人の若者であった。
「あ!」
「お前等!」
その若者達を見て、なのはと甲児の二人は思わず声をあげた。
何しろ、其処に居たのは以前二人が会った事のある者達だったからだ。
「久しぶりだね。甲児君、なのはちゃん」
「フッ、此処に居るボインちゃんはまた格別だぜ」
「おいら達が来たからにゃ百人力だぜぇ!」
間違いなかった。其処に居たのは以前浅間山山中でメカザウルスとの闘いの際に共闘したマジンガーZに並ぶスーパーロボット「ゲッターロボ」のパイロットでもあるゲッターチームであった。
そしてそれは即ちあのゲッターロボが戦線に加わったと言う事になるのだ。
それは何よりも嬉しい事実でもあった。
「しかし武蔵よぉ、お前爬虫類嫌いは治ったのかぁ?」
「あぁ、お陰様で爬虫類を克服したぜ! もうメカザウルスだろうとなんだろうとドンと来いだぜ!」
今まで爬虫類を怖がっていた武蔵の姿は何処にもなく、今其処に居るのは自信に満ちた巴武蔵の姿が其処にあった。
「凄い自信ですね。一体どうやって克服したんですか?」
「フッ、なぁに簡単な事さ。こいつを丸一日
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