プロローグ「助けて!」「フフフ」
[5/6]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あの警察が来るまで一緒に…っっ!」
あぁ、なるほど。腕を掴まれているのか。……え?面倒くさいのだが。
ー20分後ー
通報により駆けつけた警察官達はヤクザ達を連行し、私はその場で事情聴取を受けた。私は何も悪くない筈だ。あ、違った? 良かった。
直ぐ終わった私は帰りたかったのだが、女の子とその両親より声を掛けられた。
家に招待したい…だと?
Why?正直言って断りたいが凄まじい笑顔だ。あれ?さっき面倒くさいって思ったからか?
…す、すまない!だが私は絶対に悪くない!悪いのは貴方方の娘さんが夜道にぶらぶらするからだっ!!
「ぜひとも明日の夜、私共の家にお越しいただけまんか?」
笑顔がより深くに…っ。
「是非伺おう」
拒否件が無い。私は内心、泣いた。
そうして約束の日、招かれた席にて私は驚きを隠せなかった。
私は助け出した娘さんが一条財閥の令嬢だとは思っていなかったからだ。
震えが止まらん(ガクガクブルブル)。
まぁ、私は物心ついた頃から人前ではそういった動作や表情筋はあまり動かないし冷静に落ち着いているしクールだ。心はその逆であるが。
人前と言った私だが、安全と分かっている家は例外だ。
「ーーーしかし、やはり何かーーをしたい。ーーも良いですかな?」
ゴメンなさい、聞いて無かったです。え〜と、うん…私を殺す?
・・・・・・
・・・え?聞き間違い、そう!聞き間違いに決まってる!思い出せ、今の会話をッ!
『娘を暗い倉庫の中に放置しようとした貴様を許すことは出来ない。選べ、この場で殺されるかor後で殺されるか』
聞き間違いじゃ無かった。どうなる!どうなるんだ私は!?
今この瞬間にも私の命は狙われている。なんとかこの窮地を乗り越えらねば…、
「何も要らない」(要るって言ったら虫が良すぎるて言って私を即殺んだろ?)
「彼女が無事であり、あなた方とこうして食卓を交わせて嬉しい」(逃げたい逃げたい逃げたい)
「何よりも彼女の笑顔が見ることが出来たのは報酬に値する」(逃げたい逃げたいっあ、しまった!?失言だった…死にたくない死にたくない)
ここで死ぬのか…、自分でも分かるくらい珍しく笑顔をしてることは間違いない。
「貴方はホントに器がお広いお方だ」
何故だか知らんが感激深い表情になってるのはいったい? 口調もそうだ。
しかしながら少女は何故、?が染めてるのだろうか…?
「おっと、もうこんな時間ですね。表まで送迎しましょうか?」
外までだと? 発振器をつけるつもりか!?
「いえ、お気遣い感謝する。一人で大丈夫だ」
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ